ハリウッド版『ＧＯＤＺＩＬＬＡ』の続編的ＴＶアニメで、製作は映画同様ローランド・エメリッヒとディーン・デブリンのコンビ。
物語は映画のクライマックスから始まり、ニック・タトプロスをはじめ主要メンバーがスライドする形ではあるものの、キャラクターは大幅に変えられ殆ど別人と化している。これならいっそ総入れ替えのほうがスッキリするように思うが。なんせ誰一人同一人物に見えないし。
ゴジラそのものは映画（及びそれをなぞった第1話の冒頭）で死んでいるので、このシリーズのメインとなるのは卵から孵った２代目ゴジラ。刷り込み効果によってニックを親だと思いこみ、ＨＥＡＴチームを結成して世界中の怪現象の調査に赴くニックの危機に駆けつけるという展開。
新怪獣（ミュータント化した生物や恐竜の生き残り、伝説上の怪物などバラエティーに富んだ連中だ）や宇宙人、巨大ロボット（？）、はたまた死んだ親ゴジラを蘇生させたサイバーゴジラまで登場するなんでもありの世界は、正にアメコミ・テイスト。ご多分に漏れず怪しげな日本も登場する。
だが、なんといっても注目はこの２代目ゴジラの設定で、デザインや俊敏な動きなどは初代を踏襲しているものの、その最大の特徴は背ビレを発光させながら口から放射火炎を吐くことだろう。やっぱりゴジラはこうでなくっちゃ！　でもこれって、せっかく作った自分たちのゴジラのキャラを自ら否定しているってことでもあるんだけど・・・？
　

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