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「コスモウォーリアー零」
投稿日 : 2001/07/08 21:59
投稿者 Excalibur
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『わが青春のアルカディア/無限軌道SSX』以来、19年ぶりとなる松本零士・原作のTVアニメシリーズ。
昨年発売されたPSソフト版を原作としているが、キャラクターや設定はこれを一部変更。一例を上げれば、主人公ウォーリアス・ゼロはかつてハーロックらと共に戦った戦友という設定だったが、このTV版では戦いを通じて徐々に交流が生まれる、という具合。
1クール13話なので、大風呂敷さえ広げなければ直線的なストーリー展開で行けるはずだ。
 
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#13 「誓い」
投稿日 : 2001/09/29 12:17
投稿者 Excalibur
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テクノロジアを守るための最終決戦。
弱点を突いたかに見えた連合艦隊の攻撃だったが、ヘルキャッスルには通用しない。
ここでゼロは発射態勢の整わないセントエルモ砲使用の断を下す。
ということで、ほぼ全篇を一発のセントエルモ砲が撃てるのかどうか、という発射プロセスの描写に費やすという贅沢な時間の使い方をしている。シリーズ全般に言えることだが、ストーリーの詰め込み過ぎという言葉とは無縁な作品だけに、安心してみていられるのはいいことである。
逆に言うと本筋に関係しないキャラクターの描写はあっさりしすぎ。メーテルはゲストとしての特別出演だとしても、ゲーム時代での重要キャラであるバトライザーやシルビアーナなどの扱いは勿体無い。
尤も、壮大なプロローグの終了といった趣きのエンディング故に、ストレートな続編はともかくとしてまたどこかで邂逅することもあるかもしれないので、その時のお楽しみにとっておくとするか。
1クールという短い時間だったが、久々の松本アニメのTV化としてはそれなりに楽しめたと思う。ウォーリアス・ゼロもこれで名実共に松本世界の住人となったといえるだろう。
今後この枠では『ガンフロンティア』のアニメ化も予定されているようだが、こちらはどうなるだろうか。
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#12 「終わりなき闘い」
投稿日 : 2001/09/22 23:14
投稿者 Excalibur
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ヘルマティアの甘言に唆されヘルキャッスルと一体化する銀河総督。遂にテクノロジアへの攻撃が開始される。
テクノロジアの盾となるべく展開する火龍、そしてデスシャドウをはじめとする連合艦隊。だが、ヘルキャッスルの攻撃は何故か火龍に集中するのだった。自分が総督の申し出を断ったからでは、と責任を感じるマリーナだったが、機関長は人間と機械化人が協力して運行しているこの火龍に対して、総督は強烈な憤りを感じているのでは、と推測する。
ならば、とゼロは火龍に敵の攻撃を集中させるべく、ヘルキャッスルに接近戦を試み、ヘルキャッスルにも死角があることを発見する。ハーロックはゼロの頼みを聞き入れ、全艦隊の火力を制御し一点集中砲火のチャンスをうかがうのだった。
相変らず絵は動かないが、なんとなく艦隊の総力戦のイメージは伝わってくるようになった。次回が最終回だが、当初予想していたのとはまるで違うストーリー展開にちょっと驚いている・・・。
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#11 「大テクノロジア」
投稿日 : 2001/09/15 19:27
投稿者 Excalibur
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機械化人クルー抜きで難局を乗りきった火龍の生身のクルーたち。今度は彼らに替って機械化人クルーたちが、懸命に火龍の修復に尽力する。ようやく一つになった火龍は、最後の砦テクノロジアへ到達する。
ハーロックはゼロに共闘を呼びかけるが、ゼロはこれを拒否。「テクノロジアを守ることは地球独立艦隊の仕事であり、海賊の手は借りない」と。
「お前は肩書がなければ何も出来ないのか?!」――声を荒げ激昂するハーロックだが、心の内ではお互いに認め合っていた。ゼロは自分が加わることによって指揮系統が乱れることを懸念し、一方のハーロックもゼロが他人の指揮下で戦う男ではないのだから自由にやらせるべきだ、と。
だが、火龍の損傷が思いの外酷いのを知ったトチローは協力を申し出る。お前たちに借りを作りたくないと一度は拒絶するゼロも、「お前は死ぬ気か?」「生きていればいくらでも借りは返せるじゃないか」というトチローの言葉に、助力を受けることを決断する。
そんな時、ヘルマティアに唆された銀河総督ゼス・ウォーダーは、自分と同じ機械化人であるマリーナを自らの陣営に加えるべく火龍に交信をしてきた。副長が機械化人?動揺するメイン・クルーたち。だがマリーナはこれをキッパリと拒否。またゼロをはじめクルーの皆もマリーナを暖かく囲むのだった。
そして最終決戦をひかえ、ゼロとマリーナはようやっと結ばれる――。

ちょい役ながらエメラルダスも登場。ハーロック、トチローと役者が揃ってきた感じで、イヤでも最終決戦ムードを盛り上げる。今回は生の感情をぶつけるハーロックという珍しい面が見られるが、これが「ヤング・ハーロック」たる所以だろうか。そしてトチローがおいしい部分を持っていっている。また細かい描写(ゼロと、終結した艦の艦長との会話など)に、松本ムードが漂っている。これで、作画がもうひとふんばりしてくれていれば・・・というのは、ないものねだり?
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#10 「銀河の涯」
投稿日 : 2001/09/10 22:32
投稿者 Excalibur
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惑星大テクノロジアを目指す火龍は、機械化人へ悪影響を与えてしまう難所・銀河鉄橋越えを敢行する。いがみ合い反発しあっていた生身の人間クルーと機械化人クルーが、今ようやっと一つになろうとしている。
それは物語の構造上の「絶対悪」の存在が明確になり、全てのベクトルがそちらへ向くようになってきているからでもあるのだが、そうなると機械化人の位置付けはどうなるのだろうか?
『銀河鉄道999』では当初は「機械化人=悪」であり、物語の進展に伴って悲劇性が付け加えられてきていたのだが、この物語ではどうするのだろうか。ヘルマティアが登場してきている以上、「絶対悪」の背後にメタノイドの存在があることは察せられるが、だからといって生身だろうが機械だろうが、結局は同じ人間なんだよ、メタノイドとは別種の存在なんだ、という展開になるとは想像し難い、というか、したくない・・・。
最終ステージとして、いよいよ「生きとし生けるものの最後の希望」テクノロジアへと全てが集約されていく・・・が、テクノロジアが最後の希望ねぇ。それにテクノロジアってマゼラン星雲にあったんだー?
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#9 「悲しみの星」
投稿日 : 2001/09/02 22:01
投稿者 Excalibur
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いよいよ物語も佳境に突入。
ゼロたち火龍の乗組員たちは、自分たちのしていることに疑問を持ち始める。そして遂に機械化人たちが、ハーロックの名を騙って人間狩りをしているという衝撃の事実を突き止めるのだった。その企ての影にいるのはヘルマティア!
しかし今回のエピソードで何といっても注目すべきなのは、出ないと思われていたメーテルが出てくることだろう。しかも白でも黒でもなく青い服を纏っての登場である。短い邂逅ながらゼロたちに多大な影響を与えたメーテルが、終盤のキー・キャラクターになるのだろうか。
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#8 「マリーナ永遠の想い」
投稿日 : 2001/08/25 23:44
投稿者 Excalibur
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「謎の美女」でもあったマリーナの正体が判明する回。併せて彼女の過去・バックグラウンドも語られる。そして互いの想いをぶつけ合うゼロとマリーナ。この一件で火龍艦内の結束もまた強まるのだろう。

さて次回。予告では怪しげな後ろ姿の女性が・・・・。もしかすると?(苦笑)
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#7 「信ずるべき道」
投稿日 : 2001/08/23 22:02
投稿者 Excalibur
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ゼロとハーロックが再び邂逅。
だが民間人を攻撃するハーロックの姿に、ゼロはハーロックを信じた己を責める。一方のハーロックも、自分の攻撃目標が情報と違っていたことに驚愕を隠せない。
民間人を救出、収容する火龍。だがその隙をぬって何者かが艦内に侵入。それに気付いたマリーナは追跡するが・・・・?!
これで折り返しとなったのだが、物語がどっちへ転ぶのかまだまだ読めない。今回は他にも艦載機が初登場したものの、大して出番がないのも残念。
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#6 「我が友ハーロック」
投稿日 : 2001/08/22 23:09
投稿者 Excalibur
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遂にハーロックとエメラルダスが登場。ハーロックはいつもとはちょっと違ったキャラクター造型で、軽いというかアクティブな感じ。原作などではあるものの、映像化作品ではあまり見せなかった側面だ。
またBパートではではゼロとハーロックが酒場で酒を酌み交わすという、ファンならニヤリとするシチュエーションで二人がお互いの存念を語り合うシーンが登場。シリーズ前半の山場といえよう。
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だんだん良くなってきています
投稿日 : 2001/08/16 00:31
投稿者 ヤマド
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OPについて、全く個人的な理由ではありますがかつて中島みゆきに嵌った私には嬉しいチョイスでありました。何故この曲がOPに当てられたのかについて考えてみると、この「時代」の中の歌詞には「今日は倒れた〜歩き出すよ」など、何処か松本ワールドに通ずる所があるのではないかと私には思われるのです。
但し、これがアニメーションのOPとしてどうかといえば、ちょっと大人し過ぎだろうとは思いますが。

ストーリーを今まで見た感じとして、まず敵の機械化人との戦闘の理由と機械化人が何処から来たのか(または最初から地球で共存していたのか)について全く説明が無い為、その後何故人間と見掛け上にしても対等に共存できているのかが理解出来ない。侵略者だったのであれば勝利した後は支配者として君臨するというのが普通ではなかろうか?
最初の(回想)場面でゼロが火龍(おそらく)の艦橋で反撃も出来ずに叫んでいるという場面が有りますが、これも説明不足で火龍は1戦交えた後に戦闘不能に陥ったのか?最初から出撃できない状態だったのか?そしてその時のゼロの立場とは? 何かすっきりしないのです。
また、火龍の横滑り始め全体的に動きに重みが無いというのはExcalibur様と同感です。戦艦=重い=動きが重々しい=動きがじっくりとしている、と私はイメージしているので砲塔なんかがあんまりサクサク回っちゃったりすると何だかなぁと。
1・2話はどうも見ていて引っかかる所が多くてちょっと落胆していたんですが、ここ5・6話に来てだんだん松本ワールド全開で楽しくなって来ました。
6話でゼロとハーロックが酒場で酒を交わしお互いの信念をぶつけるものの、相いれず袂を分かつシーンは松本ファンには堪えられないシーンではないでしょうか。
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#5 「トチロー・不滅のサムライ」
投稿日 : 2001/08/05 19:52
投稿者 Excalibur
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惑星ヘビーメルダーを舞台にトチローが登場。「ガンフロンティア」が題材なだけに、なんとなく松本色が強まった印象がある。シルビアーナも、タイプとしては松本キャラっぽくないのだが、トラブルメーカー的存在で面白い。
メインキャラの葛藤などなどいよいよ盛りあがってきた第5話。処刑寸前、絶体絶命のトチローの前に、遂にハーロックが・・・! というところで続く。
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#4 「戦士グレネーダーの魂」
投稿日 : 2001/07/29 19:23
投稿者 Excalibur
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主人公というだけで、どうにもキャラクターに深みのなかったウォーリアス・ゼロだったが、今回のゲスト・キャラであるグレネーダーとの対比で少しずつ幅が出てきた。
またこのグレネーダーだが、1回限りのゲストかと思いきや次回以降も火龍の乗組員になるようだ。他の乗組員にはないタイプなので、どう絡んでくるかが楽しみである。
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#3 「火龍の炎」
投稿日 : 2001/07/29 19:22
投稿者 Excalibur
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機械化人のみが駐留する宇宙ステーションを攻撃する海賊船。ステーションからの救援要請で駆け付けた火龍だったが、ステーションの機械化人を守るかどうかで艦内は紛糾する。
こういったエピソードで、乗組員の葛藤をジックリと描けるのがこのシリーズの特色でもあるが、良く言えば手作り感覚、悪く言えば古臭いという印象は変らず。1クールという長さでの展開の遅さもどうしても気になってしまう。
ところで今エピソードでは、暴走した艦首のセントエルモ砲を火龍が発射するというシチュエーションがある。が、ゲーム版の設定では火龍の艦首に装備されていたのは水平二連波動砲。是非とも『宇宙戦艦ヤマト』以外で波動砲をぶっ放すシーンが見たかったのだが・・・。
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#2 「マリーナの波紋」
投稿日 : 2001/07/15 00:01
投稿者 Excalibur
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宇宙海賊討伐に旅立った火龍。だが乗組員には多くの機械化人が配され、これが双方の緊張を生み、ついには艦内での人間と機械化人との対立へと発展してしまう。
これだけのストーリーを30分かけて描いているワケで、じっくりと見ていられる反面、これでは全13話でどこまで物語が進展して行くのかが不安にもなる。
ハーロックは1話に登場したものの再登場は不明だし、トチローはやっと5話に出るらしい。エメラルダスに至っては情報が伝わってこない。結局はゲスト・キャラ扱いなのだろうか。
今回のキーポイントは副長のマリーナ・沖。その経歴も謎なら怪我の回復の早さも謎。メタノイドの尖兵とかじゃないんだろうなぁ。
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#1 「大いなる旅立ち」
投稿日 : 2001/07/14 23:45
投稿者 Excalibur
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OPでいきなり聴きなれたメロディーがタイトル曲として流れてくるのでまずビックリ。
中島みゆきの「時代」で、なんとこれをヴァイオリンのデュオが演奏したものがオープニング・テーマなのだ。なんだかなぁ、ガッカリ。別にこの曲が嫌いなわけじゃないんだけど、既成曲しかも歌謡曲が使われちゃうとスケールダウンというか世俗的なイメージがついちゃうというか。日常を舞台にした物語ならいざ知らず、宇宙を舞台にした未来物語に手垢のついた感じがしてしまうのは如何なものかと。
しかもOP映像で、戦艦・火龍(ゲームでは「ファイヤードラゴン」と呼ばれているけれども、何故か「かりゅう」と呼称)が横滑りしているのを見たときに、重量感のまるでない描写にもガックリきてしまったのだが・・・。

で、第1話。
期待してみないと、これがなかなか面白かったりする。なんといっても原作コミックがない分、比較対象がないので安心。ゲームとは別物なので、ゲームを知らなくてもOK。物語展開も演出も、じっくりと見せてくれるし、作画レベルもそんなに悪くはない。CGを多用してないのはポリシーか予算の関係かわからないが、良く言えば手作り感覚である。
反面オーソドックスすぎるので、どちらかといえばオールドファン向き。放映時間帯を含めて新しいファンの開拓という面では難しいだろう。感覚が古い、と敬遠されかねない。
古いといえば、シチュエーションも機械化人をイルミダス軍に、ウォーリアス・ゼロをハーロックに置換えれば、そのまんま『わが青春のアルカディア』になってしまうくらい新鮮味に欠けるが、ゼロとハーロックのとった行動は対照的。自由を求めて飛び出したハーロック(この作品でも同じ)と、地球の為に敢えて忍従の道を選択したゼロ、という具合である。今後この両者のベクトルが交わるかどうかが、物語の柱となるのだろう。
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