トップページ > 記事閲覧 
「マシンハヤブサ」
投稿日 : 2001/12/12 22:50
投稿者 Excalibur
参照先
今日の視点で判断すると「<スーパーカー・ブーム>に便乗したアニメーション」という括りになるかもしれないけど、当時の記憶を辿るとブームが起きる前の作品だったという印象が強い。というのも本放送では見ていなくて再放送か地方局での放送を見たのが最初なのだけれど、その時には<スーパーカー・ブーム>が盛り上がっていたという記憶があるからだ。言うなれば先取りしすぎた作品だったのかもしれない。
作品内容も翌年にスタートした同じ東映動画作品『アローエンブレム グランプリの鷹』に比べると、マシンのメカニック描写やレースの設定もリアリティに欠け、むしろロボットアニメのヴァリエーションだと考えた方が納得である。研究・開発された新たなエンジンを装備しパワーアップするハヤブサ号や、様々な特殊能力を装備したマシンで主人公をサポートする西園寺チームの仲間たちは、まんまロボットアニメのパターン。なおかつ、レース界を牛耳ろうとする魔人エイハブ率いるブラック・シャドウ・チームというレギュラーの敵役を設定したあたりは、スポ根物とヒーロー物の境界線上に位置する『タイガーマスク』に近い。かなり欲張りな企画だったとも言えるのかな。
にしても、昔から気になっているのが「原作:望月三起也とダイナミック企画」というクレジット。望月三起也といえば『ワイルド7』などでお馴染みの漫画家。一方のダイナミック企画というのは、永井豪や石川賢らを擁する漫画家集団・ダイナミックプロの企画部門が独立したもの。勿論この頃は『マジンガーZ』や『ゲッターロボ』といったヒット作品を飛ばしていた時期である。別段望月がダイナミック企画に参加していたという事実もないようだし、どういう意図でこの二つをかみ合わせようということになったのかしらん。端からロボットアニメにする気だったとしか考えられないんだけどねー。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -