トップページ > 記事閲覧 
「野球狂の詩」(TVアニメーション版)
投稿日 : 2002/01/02 13:37
投稿者 Excalibur
参照先
『野球狂の詩』といえば、やっぱり水原勇気!ということになるだろうか。
日本初の女子プロ野球選手は誕生するのか? このセンセーショナルな題材を扱った水島新司のマンガは話題になり、実写映画化に続いてのTVアニメ化である。製作は『ドカベン』も手掛けた日本アニメーション(実製作は土田プロ)で、後には『一球さん』も作っている。
最初は1時間枠の単独スペシャルとして、実写版でも主演だった木之内みどりを水原勇気役に迎えて製作。佐々木信也や田淵幸一、掛布雅之らを本人役に起用したことも話題になった。
これが好評で今度は月1回という変則的なスケジュールでレギュラー番組となり、次いで週1回で定着。そのいづれもが夜8時からの1時間枠というのは、異例中の異例だろう。
レギュラー化に伴って勇気役は信沢三恵子にバトンタッチ。岩田鉄五郎役も西村晃から北山年夫、更に納谷悟朗へとシフトしていくが、この番組は異様に(?)豪華なキャスティングが印象的。
雨森雅司、勝田久、古谷徹、井上真樹夫、更に富山敬、曽我部和恭、肝付兼太、玄田哲章クラスがレギュラー、セミレギュラーで脇を固めている。山田康雄など二言三言の時もあったくらいだ(流石にセリフ一言では富山敬は呼べなかったみたいだが・・・)。今ならちょっと考えられない体制である(『銀英伝』は別格)。
最初に「『野球狂の詩』=水原勇気」と書いたが、実は原作では最初から彼女が主人公ではない。元々は読切り短編(中編)として様々な主人公を立てて描き続けられてきた歴史があり(その多くは「水原勇気編」でレギュラー・キャラとして再登場している)、シリーズ連載へ移行するにあたって付け加えられたのが水原勇気で、原作における分量としては後半2/5くらいを「勇気編」が占めている。
先に「勇気編」からスタートしてしまったために、「勇気編」終了後には中短編からセレクトして映像化。後に劇場公開もされた『北の狼南の虎』編など傑作も多いが、時系列的な説明がなかったのがちょっと残念。またレギュラー枠定着以降は作画面での荒れも気になったが、「勇気編」では脇役だったキャラが主役になるエピソード続出なので、逆に深みは出ていたかと思う。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -