青沼貴子の『ペルシャがすき！』を原作に迎えた、スタジオぴえろの魔法少女モノ第２弾。
前作『魔法の天使　クリィミーマミ』や後番組の『魔法のスター　マジカルエミ』に比べると、イマイチ評価が低いようなのが気になる。『マミ』はそれほど熱心に見ていたわけじゃなかったけど、『エミ』や更に後番組の『魔法のアイドル　パステルユーミ』と比較したって遜色があるようには思えないんだがなぁ。コレ！という傑作エピソードがあがりにくいのかもしれないけど、見方を変えれば平均して面白い、いわばアベレージ・ヒッターだったといってもいいだろう。
そして『マミ』『エミ』『ユーミ』よりも格段に優れている点は、主役が冨永みーなだってこと。他の３作は新人アイドルのデビューを兼ねた主演なので、演技レベルとしてはかなりツライ。『ペルシャ』も主題歌こそ新人アイドル・岡本舞子に歌わせたけど、ゲストとしての出演のみ。天真爛漫・元気一杯の野生少女ペルシャの奔放ぶり、そしてシリーズ後半でのペルシャの成長の軌跡ナドナド、これみな冨永みーなの好演の賜物。マニアよりも一般に広くアピールする要素のはずなんだけどなー。
ところでこの作品はシリーズ唯一の原作付き。といっても原作は未読だけど＜魔法少女モノ＞じゃないんでしょ？キャラクターだけ借りた別物だよね。

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