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「クリスマスの約束〜きっと君は来ない(完全版)」
投稿日 : 2002/03/29 23:32
投稿者 久保田r
参照先
<曲順>
(1)言葉に出来ない
《2》夜空のムコウ(ピアノ演奏)
《3》桜坂(ギター演奏)
《4》勝手にシンドバッド(ギター演奏)
《5》真夏の果実(ピアノ演奏)
《6》ひこうき雲(ピアノ演奏)
《7》春夏秋冬(ギター演奏)
(8)さよなら
《9》Automatics(ギター演奏)
《10》Tomorrow never knows(ギター演奏)
《11》クリスマス・イブ(ギター演奏)
(12)YesーNo
(13)ラブ・ストーリーは突然に
(14)君住む街へ
(15)この日のこと
※()は、小田さんの曲。《》は、別のアーティストの曲。

アーティスト:小田和正
ライブ会場:東京ベイNKホール
番組ナレーション:斉藤由貴
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メッセージ
投稿日 : 2002/03/29 23:34
投稿者 久保田r
参照先
 親↑記事に、曲順を載せましたので、これで分かる人にはもう分かると思うのですが、演目の半分が別のアーティストの曲を歌うという構成になっています。これはもうファンの方にはたまらないんじゃないかな、と思う選曲で、途中、カメラが涙を流している女性客を捉えていましたけれど、私もそれだけ小田さんの歌唱は素晴らしかったと思いました。歌い出すと、確かに小田さんの歌に消化されているのですが、小田さんの歌唱法でもその曲の良さというのがきちんと表れていて、本来のアーティストのファンの方も納得出来る歌になっていると思いました。
 何故、別のアーティストの曲を歌ったのか、というのが、番組タイトルの『クリスマスの約束』となっていて、「自分がこれまでテレビ番組に出演せずに来た。(自分の音楽活動が)最後の締めの段階に入っている。もっとみんなとやるべきだった。そこで生まれるものがある」という小田さんの考えから、小田さん自身が直筆で各アーティストに手紙を書き、「ステージで一緒に歌って欲しい。もし出演が叶わないのなら、私は一人でもあなたの歌を歌います」という内容を含めた手紙を送り、送ったアーティスト全員から出演不可能の返事が届き、結果小田さんは『クリスマスの約束』として、各アーティストの曲を一人で歌うことになった。というのが、この番組の表しです。
 各アーティストからの返事の手紙を幾つか紹介し、みんな「ほんの少しのズレ」で出演が難しいことを手紙で伝えています。小田さんは、「それが今の日本の(音楽界の)状況」と、真摯に受け止め、”誰も出ない”がこの番組のテーマであるとして、華美な舞台装置も何も作らず、一人でステージを引っ張って行きます。確かに、舞台の上は、小田さんを中心とした、楽器と演奏するミュージシャンだけというシンプルな構成となっているのですが、他のアーティストの曲を含めた、演奏された曲目すべてが、いずれもヒットを飛ばした曲で構成されていますので、目に映る部分では地味でも、歌われた歌がそれを補って余りあるほどの派手さであると感じました。それは、小田さんの心遣いであるのと同時に、小田さんが長年に渡って培って来た力なのだと感じました。
 ステージの主役は、もちろん歌を歌う小田さんであったわけですが、もう一人の主役は、山下達郎さんからの手紙でありました。山下達郎さんからの手紙は、誠意が込められた言葉でしたためられており、小田さんは、「これは、出演したのと同じくらい価値のある手紙」と、手紙を受け取った時の感動を語っています。
 『クリスマスの約束〜きっと君は来ない』。この番組タイトルは、小田さんの心からのメッセージなのだと思いました。
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