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「ルパン三世/ハリマオの財宝を追え!!」
投稿日 : 2008/11/10 16:41
投稿者 久保田r
参照先
1995年8月4日 日本テレビ系 金曜ロードショー

<スタッフ>
原作:モンキー・パンチ
監督:出ア統
企画:山根義紘、武井英彦
脚本:柏原寛司、藤田伸三、米村正二
音楽:大野雄二
総作画監督:須藤昌朋
音楽監督:鈴木清司
美術監督:渋谷幸弘
絵コンテ:出ア統
プロデューサー:中谷敏夫、尾崎穏通
主題歌:「夢ならいいのに」(歌:坂上伊織)
製作:東京ムービー新社、日本テレビ放送網

<キャスト>
ルパン三世:栗田貫一/次元大介:小林清志/峰不二子:増山江威子/石川五エ門:井上真樹夫/銭形警部:納谷悟朗/アーチャー卿:中村正/ダイアナ:岡本麻弥/ラッセル:鈴置洋孝/ネオナチリーダー:田中真弓/ゲーリング:天田益男/ハリマオ:楠大典/宿の支配人:おぼん、他

<ストーリー>
ハリマオの財宝を狙うルパンは、手始めにアラスカの美術館から”熊の像”を盗み、続いて”鷹の像”を求めてアムステルダムへと向かった。”熊の像”の在処を知る人物、アーチャー卿の邸には、先行して不二子が秘書として潜入していたが、折しもユーロトンネルの爆破事故が起こり、莫大な負債を抱えることになったアーチャー卿は、ハリマオの財宝を手に入れて返済しようとする。ルパンとアーチャー卿はハリマオの財宝を狙うライバルとなるが、ルパンは、ハリマオから直接財宝の在処を知らされていたアーチャー卿と手を組み、残りの”猿の像”を入手し、いよいよ財宝の隠し場所へと向かう。
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Re: 「ルパン三世/ハリマオの財宝を追え!!」
投稿日 : 2008/11/10 16:42
投稿者 久保田r
参照先
 TVスペシャルシリーズ第7弾作品。この作品より2代目ルパン三世の声として栗田貫一さんが就任。新たな「ルパン三世」が正式にスタートしたという意味で記念すべき作品。

 監督が出ア統さんで絵コンテも手がけているので、影が強く描かれた止め絵など全編に渡ってそこかしこに”出アさんカラー”が鏤められてあり、出ア監督らしさでまとめられてあるという点では統一感が窺えるのだけど、今作との相性はどうか…となると、今一つ素直に首を縦に振れない仕上がりであったような気がする。出ア監督の手がける「ルパン三世」は、この作品が初めてではないのだが、出ア監督の表現の良さはメリハリの効いたシリアスさにあると思うので、今回もその陰影の効いた止め絵が多用されている訳だけど、そういったシリアスな表現と相反して各キャラクターの台詞回しがコミカルな部分が多く、絵のシリアスさとキャラクターの軽さのバランスがよくないように感じられた。もちろんウィットに富んだ会話が「ルパン三世」の良さの一つであるのは承知しているけれど、シリアスな展開の中にポツポツとそういった会話があることで両方が生きて来るので、今作のように軽いノリの台詞が多いとシリアスな部分が生きて来ない。その点が残念だった。

 今作では、レギュラーキャラもゲストキャラも軽い性格として描かれているためか、作品全体が軽く、ゲイのネオナチリーダーに至ってはイロモノ的な存在となっていて、加えて追いかけっこやドンパチが多く、子供向け作品という印象が強い。TVスペシャルなので始めからそういうスタンスで制作されているのかも知れないが、大人が鑑賞するには少々物足りなさを覚える作品だった。
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