『仮面ライダークウガ』に始まった”平成「仮面ライダー」シリーズ”も５作目。これで本数的には＜第一期＞に並んだし、予定通り一年間放送されれば放送期間としては＜第一期＞を超えることになります。今のご時世じゃ凄いことです（＜第一期＞は『仮面ライダー』から『仮面ライダーストロンガー』まで、５作品トータルで４年９ヵ月間）。しかし今度の仮面ライダーたちはなんと「職業＝仮面ライダー」！　仮面ライダーがサラリーマンとは何とも世知辛い世の中ですな。嗚呼、改造人間の悲哀は何処・・・。
デザインはオーソドックスなクウガ、アギト、かっ飛んだ龍騎、やや軌道修正？のファイズに続いて、またもや軌道を外れた感がありますが、それでも何となく「石ノ森風デザイン」の枠内にギリギリ留まっているようにも思えます。トランプがモチーフということで当然出てくるライダーは４人。うち３人が２話までに顔を揃えています（４人目は中盤以降だとか。またジョーカー的存在のライダーが、劇場版なり特番なりで出てくるのでは？というのが専らの噂）。
現在はまだ３話がオンエアーされたところなので、相変らず「謎が謎呼ぶ太平洋」・・・ってトコですが（古いネタだな）、何もわからず闇雲に行動している主人公のブレイド、色々知っていそうなギャレン、そして正体不明のカリス（明らかに別系統のデザイン）がこれからどう絡んでくるのかを楽しみにしながら、とりあえず一年間付合って行こうと思います。番組が終わる頃には主役たちの演技も上達してくることを祈って・・・（爆）。
（とりあえず台詞廻しを何とかして欲しい〜。何を言ってるのかよくわかんないよー。それにイケメン揃えるのはいいけど、みんな没個性というか、キャラクターの差別化がまだ上手く図られていないのがちょっと辛い・・・。）

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遂に笑いを取る方向で来たか、と思った「スーパーヒーロータイム」キメの一言。お遊びの前に、本編をもうちょっとしっかり作って欲しい。先週の放送では、作品世界の背景や登場人物の関係が少しずつ明らかにされはじめ、いよいよこれから本番突入かと思わせておいてこれではね。ウジウジしている橘さんや、暴走（迷走）してる始を見てると何だかイライラしてきちゃうんですが、まだ続けるのかなぁ。今のところは橘さんの友人（恋人？）である女医の小夜子さんが光っているのでまだ見ていられるけど、『デカレンジャー』に大きく水を開けられている感じ。
ここのところ、謎の男・伊坂役の本宮泰風の存在感が増しているけど、やはり若い役者さんだけじゃ番組は成り立たないってことですね。

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まだ序盤ですが、お話がなかなか見えてきません。アンデッドって単なる封印されたモンスターなんですかね。

仮面ライダーブレイド＝剣崎くんは、状況に振り回されてるだけ。信じてた橘先輩に裏切られた〜と言ってはやる気をなくし、その時叱咤激励された広瀬さんが一転落ち込んだ時は励まし、訳わからん３人目のライダーにはテキトーにあしらわれ、主人公とはいえお気の毒。もうちょっと主体性が欲しいし、もっと前向きなキャラかと思ってたんですがねぇ。子供の頃に火事で両親を失ったことがトラウマになってるというのはわかったから、あんまりそれを強調しすぎるのも。
むしろおちゃらけキャラかと思っていた虎太郎の方がしっかりしてるので、彼を前面に出して狂言廻しにした方が、わかりやすいドラマになりそうなんですが。
頼れる兄貴分かと思いきや、自己中キャラへ真ッ逆様の仮面ライダーギャレン＝橘さん。所長への不信感、自分の体調不良など思い悩むことは多々あるんでしょうが、当初のカッコ良さはどこへやら。剣崎くんと同じレベルで留まっていられると、見てる方は辛いですよ。
とうとう正体バレした仮面ライダーカリス＝始。人間でもなくアンデッドでもない第三勢力の尖兵？今のところはただの二重人格のヘンなヤツという扱いですが、鍵を握るキャラなんでしょうから早いトコ本領発揮してくれないと、お話に（そして舞台設定に）付いていけなくなってしまいます。それにライダー同士が対立し続ける展開にも厭きたから、さっさとブレイドやギャレンと共闘してくれないもんですかねぇ。
剣崎くんを奮い立たせたはずの広瀬栞。物語の謎を解く進行役なのかと思っていたけど、一歩後退？どこまで核心に迫ってるんでしょうか。それにしても最初の気の強さはどこへやら。なんかウジウジ悩むキャラになってしまってますが、これから、ですよね？
そして問題の人、烏丸所長。思いっきり悪役なのかと思っていたけど、そうでもなさそう。色々過去もありそうで、悲劇的キャラに落着くんでしょうかね。

と、まぁ色々書きましたけど、まだまだ期待してますよ、『仮面ライダーブレイド』。
これでメインにもう少し芝居の出来る人がいれば・・・。

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