「スキージャンプ・ペア8 オフィシャルDVD part.3」
投稿日 | : 2007/04/02 16:44 |
投稿者 | : 久保田r |
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2005年12月7日 エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
ややこしいが事実上の3作目。そして何故だか水野晴郎監督の映画「シベリア超特急」とのタイアップ。意外性を狙ってのことなのかどうかは分からないが、とりあえず今回もユニークな仕上がりにはなっている。
「スキージャンプ・ペア」とは、架空のスキージャンプ競技のことで、CGを駆使してあたかも本当に行われている競技のように偽って作られた作品。1作目では、競技だけで注目を浴びたが、2作目では作品をより”らしく”見せる為の演出に凝り、荻原次晴さんをキャスターに起用。スタジオ観戦するという演出が行われた。そして今作は、何故かスキー競技とは何ら関係のない水野晴郎監督がメインキャストを務め、「スキージャンプ・ペア」の実況中継のアナウンサーをスタジオに招いてトークをするという演出が行われている。トークの途中では、水野晴郎監督が「シベリア超特急」を延々と解説する場面もあり、「シベ超」の番宣なのか競技(作品)の説明なのかどちらがメインなのかよく分からない展開に。おそらくそういった意外性が今作の”笑い”のノリだとは思うが、少々脱線のし過ぎだろうか。
ジャンプ自体は、全12ジャンプが収められている。1作目のインパクトに比べるとやはり新鮮味は薄れているが、それでも次はどんなジャンプが出るだろうと楽しみに見ることはできる。日本の選手のジャンプでは、二人の選手の間から甥っ子が現れるジャンプがあるが、今回はパワーアップしてなんと甥っ子が宇宙へと飛んで行ってしまう。ここまで来るとやや鼻白んでしまうが、でもあり得ない競技の作品なのでこういうのもアリなのかも知れない。でもやはり一度見れば十分な作品。