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「ゲゲゲの鬼太郎/妖怪奇伝〜魔笛エロイムエッサイム〜」
投稿日 : 2007/09/23 08:15
投稿者 Excalibur
参照先
鬼太郎の元に、親友・悪魔くんからの手紙が届いた。桜の精・桜子に恋した担任の星先生が、桜子に精気を抜き取られてミイラ人間と成り果て、行方不明になってしまったという。そこで先生を捜すために力を貸して欲しいというのだ。
早速、子泣き爺いや砂かけ婆あ等と先生を捜し始めた鬼太郎の前に、妖怪軍団が立ち塞がる。そしてその背後には、妖怪総大将ぬらりひょんが・・・!

好評を受けた「月曜ドラマランド」版に続く実写ドラマ化の第二弾で、東映初の本格的ビデオ用新作特撮ドラマ。今回は同じ水木しげる原作の『悪魔くん』との共演がポイント。
この作品の前に同じ「月ドラ」枠で『悪魔くん』の新作が作られているので、これまた第二弾ということになるのだが、そちらはコメディタッチだったために好評とは言えなかったようだ。白黒のTVシリーズ旧作のオープニングテーマ曲を流用するなど、こちらが正統派の復活ということになるかと思う。

前回の「月ドラ」版から二年を経ているので、スタッフは続投しているものの、キャストは総入れ替え。
鬼太郎は和田求由、子泣き爺いは不破万作、砂かけ婆あは奥村公延、ねずみ男にうえだ峻、ぬらりひょんに汐路章、桜子には若村麻由美、濡れ女に余貴美子。バラエティー豊かだった「月ドラ」版に比べると通好みのキャスティングと言えようか。前作で妖怪を演じていた汐路章とうえだ峻の二人が、出世しているのが面白い。
客演の悪魔くんは加瀬悦孝、メフィストには市川勇が扮し、星先生を演じたのは『宇宙刑事シャイダー』の神官ポーで御馴染みの吉田淳。特殊メイクもものともせずに熱演を見せている。
また原作者の水木しげるが、前作同様の霊界郵便配達夫として特別出演。出番も増え、単なる顔見世には留まらない扱いだ。

「月ドラ」版に比べるとランニングタイムが短いせいか、全編がアクション中心。前作同様『鬼太郎』ファンには違和感が残るものだろうが、東映ヒーローの新作としては楽しめる。
ただストーリーの運びにはもう少し余裕が欲しいし、共演を謳う割りに悪魔くんもメフィストも顔見世に近い。むしろ二人がいない方がスッキリとまとまるのではと感じさせるのは残念だ。総じて前作の方が出来が良いだろう。
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