「ガンダムイボルブ ダブルドットスラッシュ ALPHA」

＜収録作品＞
EVOLVE../11（原典「機動戦士ガンダム」）
EVOLVE../12（原典「機動戦士Zガンダム」）
EVOLVE../13（原典「機動戦士Zガンダム」）
EVOLVE../14（原典「武者頑駄無」）
EVOLVE../15（原典「機動戦士ガンダム」）

※「GUNDAM EVOLVE../（ガンダムイボルブ ダブルドットスラッシュ）」…バンダイのガンプラCMやホビーショップ店頭で公開していたという、歴代「ガンダム」のショートムービー集。映像は、通常のアニメのようなものではなくて、3DCG化したゲームのような映像。

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　ショートムービー集第2弾。今回は、「機動戦士ガンダム」2作「機動戦士Zガンダム」2作「武者頑駄無」1作という顔触れ。「Ω」よりもキャラクターに重きが置かれ、ショートムービーながらアナザーサイドストーリーのような仕上がりになっている。とはいえやはりガンプラあっての当シリーズなので、どのストーリーも戦闘シーンがふんだんに盛り込まれている。

　EVOLVE../11は、なんと「ボール」が主役…いや、ボールのパイロット、ヒデンが主役。ア・バオア・クー陥落から9日後、ボールで戦後処理をしていたヒデン達にジオン残党が攻撃を仕掛ける。仲間達が次々と撃破されてゆく中、ニュータイプさながらの勘で一人生き残ったヒデンは、ア・バオア・クーの深部で戦争が引き起こした無惨な現状を目撃する。

　EVOLVE../12は、クワトロが主役。百式に乗り換えるまでの心のゆらぎを描いたドラマ。リック・ディアスのシミュレーション中、クワトロは、かつての”赤い彗星”と戦った。シミュレーション中に実弾を発砲するクワトロ。過去を捨てられない自分に気付いたクワトロは、百式に乗る決意をする。このストーリーは、雑誌「ガンダムエース」で読んだ。漫画では、もっと脚色されてあってエマ中尉も登場し、シミュレーションの戦闘データが半端ではない凄い数字だった。そして「色」についてもクワトロが発言をしていた。この映像では、アーガマが格好良く描かれていたので個人的には満足（本編と関係ないところで満足してスマン）。

　EVOLVE../13は、エゥーゴのジャブロー降下シーンを描いている。主役は、ティターンズのパイロット、ジョナサン。大気圏降下中、ガンダムMk-IIに襲いかかるジョナサンだが、自動でバリュートが開き、地上への着地までの間に父親からのビデオメッセージを見る。そこには、自分達はエゥーゴを引きつける為の囮であることが告げられており、ジョナサンは愕然としながらもティターンズとして筋を通すのだった。

　EVOLVE../14は、SDガンダム「武者頑駄無」のかっこいいストーリー。もともとSDガンダムは、ショートストーリー仕立ての作品なので、「EVOLVE」でもしっかりとかわいくかっこよく真面目に戦っている。

　EVOLVE../15は、シャリア・ブル操るブラウ・ブロ対アムロ操るガンダムが主役のストーリー。ブラウ・ブロのオールレンジ攻撃をことごとく回避するガンダムのパイロットに対し、シャリア・ブルは真のニュータイプの存在を確信する。ギレン、シャア、ララァが登場し、シリアス且つ意味深な仕上がりとなっている。ララァの声が効果的に導いている。

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