トップページ > 記事閲覧 
「ヒーロークラブ 侍戦隊シンケンジャー」
投稿日 : 2010/08/27 15:56
投稿者 久保田r
参照先
「VOL.1 天下御免!正義の五人侍」

2009年5月21日 TOEI COMPANY,LTD(TOE)(D)

 2009年2月から1年間、テレビ朝日系列にて放送されていた「スーパー戦隊シリーズ」第33作目「侍戦隊シンケンジャー」の第1話をメインに第2話までを繋いで編集したDVD。

 シンケンジャーは「侍戦隊」であるので、彼らのモチーフとなっているのは「侍」。そして、作品全体のモチーフは「時代劇」。そのためシンケンジャーのリーダーのシンケンレッドは「殿」と呼ばれ、4人のメンバーはレッドに仕える侍であり、レッドを支える「ジイ」と呼ばれる家臣がいるという構成。

 シンケンジャーと戦う敵の名は、外道衆。三途の川に住んでおり、人間界にある建物や物の間にあるわずかな「隙間」を通して現れる。

 第1話をメインに編集してあるためか、シンケンジャーのメンバーがそれぞれどういった人物であるかということや、シンケンレッドがなぜ外道衆と戦っているのかといった土台がきちんと説明されてあったので分かりやすかった。第2話への繋ぎが若干粗いようにも感じられたが、後半の傷ついたピンクとそのピンクを庇うメンバーに対して冷たい言葉を投げつけるレッドの孤立を怖れぬリーダーの強さといったものが表現されており、見せ所となるエピソードが入っていて良かった。また、ところどころに笑いが入っており、伏線の張られた「おでん」には思わず笑ってしまった。

 若い人たちが演じているシンケンジャーを脇で重みを与えてしっかりと支えているのが、「ジイ」こと日下部彦馬を演じた伊吹吾郎さん。本物の時代劇役者である伊吹さんの存在感は大きく、伊吹さんが「殿!」と一言呼ぶだけでまだ若い丈留が立派な殿に見えるのだから素晴らしい。他にも演出や小道具が時代劇のツボを押さえており「侍戦隊」の舞台作りは十分。作品の魅力作りのバランスが整っている。
記事編集 編集
VOL.2 天下無双!カブトシンケンオー
投稿日 : 2010/11/22 17:40
投稿者 久保田r
参照先
 「スーパー戦隊シリーズ」第33作目に当たる「侍戦隊シンケンジャー」の第3話と第5話をまとめたビデオ作品。

 今回の目玉となっているのは、シンケングリーンこと谷千明 vs シンケンレッドこと志葉丈瑠。寝坊ばかりで朝稽古に出ない千明に対し、丈瑠はきつい物言いをする。ふてくされた千明は、かつての友達と会って愚痴っているところへあやかしが現れる。千明はシンケングリーンに変身し、一人で倒そうとするが、てんで歯が立たず、友達を巻き込んでしまい、友達は入院する羽目に。落ち込む千明に、丈瑠は「侍をやめろ」と言う。

 「殿」として君臨する丈瑠と、今どきの若者らしい千明との対比がよく表れている。上の者に対し反発する千明の態度は、子供っぽくはあるけれども成長の過程として分かりやすく描かれてあって良かった。「一人で戦う!」と息巻く千明を諌めずに受け流すようにしてメンバーを引っ張る丈瑠の態度も良かった。最後には、千明は丈瑠のことを認めて一件落着。

 続くエピソードは、丈瑠の成長(?)物語。刀による攻撃が効かないあやかしを倒すため、丈瑠は2倍のモヂカラを必要とする秘伝ディスクを使うことを決意する。だが、使いこなす自信のない丈瑠は、一人で特訓を開始。全身傷だらけとなり、気を失っているところへあやかしが出現。ジイに起こされ、戦いの場へ現れた丈瑠は、秘伝ディスクを使用し、見事に新しい武器を誕生させた。

 一人で隠れて特訓をする丈瑠のシーンが見所。志葉家の当主としてのプレッシャーを負いつつ、その責務を全うしようとする姿勢がかっこよく描写されていた。
記事編集 編集
件名 スレッドをトップへソート
名前
メールアドレス
URL
画像添付


暗証キー
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント





- WEB PATIO -