「ヒーロークラブ 仮面ライダーW(ダブル)」
投稿日 | : 2010/08/30 13:40 |
投稿者 | : 久保田r |
参照先 | : |
2009年12月11日 TOEI COMPANY,LTD(TOE)(D)
2009年9月から「仮面ライダーディケイド」の後に始まった平成仮面ライダー10周年記念作品秋の陣「仮面ライダーW(ダブル)」の第1話と第2話を繋いで編集したDVD。
「W(ダブル)」とは、2人で1人の仮面ライダーのこと。探偵の左翔太郎と、「地球の本棚」に検索をかけることの出来る天才少年フィリップが、2人同時にベルトを装着し、ガイアメモリを差し込むことで1体の仮面ライダーに変身する。変身のメインの体は翔太郎。フィリップは変身後にその場に倒れる。
「W(ダブル)&ディケイド MOVIE大戦 2010」(レビュー:http://chaos-i.com/review/cinema/patio.cgi?read=883&ukey=1)の後に見たためか、すんなりと翔太郎とフィリップと亜樹子の関係が分かり、唐突な展開にも戸惑うことなく見ることができて楽しかった。おそらく「MOVIE大戦 2010」の前にこのDVDを見ていたら、翔太郎とフィリップの関係が分からなくて今一つ入り込めなかったと思う。特に見るからに日本人であるのに外国人名で呼ばれているフィリップの存在が。「MOVIE大戦 2010」で、翔太郎とフィリップの出会いにまつわる悲しい過去を見たことにより、二人の結びつきの理由が分かり、その上で亜樹子が登場する第1話を含むこのDVDを見たので、「W(ダブル)」は一見奇妙な設定の仮面ライダーではあるけれど案外面白そうだと感じたしだい。
キャラクターの設定が面白く、中でも探偵事務所の所長になった亜樹子がいい味を出している。フィリップよりも体力がありそうな感じ(笑)。ああいう度胸のある女性キャラクターが、異なるタイプの二人のヒーロー(翔太郎とフィリップ)を引っ張っており、活力を与えている。何しろ亜樹子がいなくては、変身後のフィリップの体が危うい。広い見方をすれば、2人で1人の仮面ライダーの活躍を亜樹子が支えているようなもの。今後の亜樹子の活躍が楽しみ。