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「執事ホテル」
投稿日 : 2010/09/18 13:36
投稿者 久保田r
参照先
2008年7月25日 ビデオメーカー

作・演出:カニリカ
音楽:稲本響、DJ19
出演:大口兼悟、高根研一、溝呂木賢、小野健太郎、三上俊、昇二郎、福山しゅんたろう、村上幸平

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 2008年2月に14回に渡って公演された「執事ホテル」の舞台を収録したDVD。ストーリーの舞台となっているのは、日本のとある高原の中に建つ、客室数たった5室のオーベルジュ。そこへオーナーが各所から引き抜いて来た選りすぐりの8人の男性スタッフが集まり、来月のオープンに向けて準備を進めていた。

 8人8様の個性を持った若くて有望な男性スタッフばかりで、一人として被っているキャラがなく、始めから終わりまで面白く見ることのできるストーリーで楽しかった。8人ともそれぞれに仕事に誇りを持っており、時として衝突することもあるが、そういうささくれ立った場を上手く取りまとめるのが、ソムリエの後藤。彼が中心となり、みんなの心が家族のように一つにまとまっていく過程を楽しく見ることのできる内容となっている。

 「執事ホテル」というタイトルから、ホテルに訪れる客と男性スタッフとの絡みを楽しむストーリーなのかと思ったら、そうではなくて、このホテルでこれから働く男性スタッフ同士の絡みを楽しむストーリーだった。そのため、オーナーの好みで集められた8人の男性スタッフの内面を掘り下げていく展開となっており、見た目とのギャップや、人に言えない過去の真実など、キャラクターの内面を知ることで親しみを覚える、そんな雰囲気の内容となっていた。

 舞台の途中にアドリブコーナーがあり、どうやら毎回、支配人のムチャ振りを、支配人が引いたカードで当たってしまった3人がアドリブで演じていたよう。DVDの本編には、「もしお客様が力士だったら」が収録されていたが、特典には「もしお客様がその筋の方だったら」が収録されていた。特典は他に、目覚ましボイスの収録風景や、舞台が始まる前の日替わりのナレーションなど、数本の映像を収録。舞台と舞台裏とを楽しめる内容満載のDVDとなっている。
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