2009年4月15日　(株)ポニーキャニオン

＜収録内容＞
オープニングコント／テリーさんの言ってスッキリしたいこと／噂の県民DEしょ〜／ホリケンIN徹子の部屋／まねびあ／武田さんのいいまつがい／芸能人アニメクイズ大会／さまぁ〜ずのイジっちゃうのかよ！激突平成の女社長／コンサート／朗読／リーダーのホンマ大変やで〜／太田総理／エンディングコント、他

　2008年10月に3年振りに行った単独ライブを収録したDVD。おなじみの木村○哉、テリ○伊藤、城○茂、ユースケ・サンタ○リア、武○鉄矢のものまねネタを始め、さ○ぁ〜ずやホ○ケン、爆笑○題、中○彬、は○わ、大○洋、みの○んたなどの新しいものまねネタもたくさんあり。進化するホリの爆笑ものまねコントをたっぷりと味わえる。

　単独ライブDVDを見るのは久しぶりのことで、新しいものまねが増えただろうかと期待して見てみたら、やはりたくさん増えていて、思ったよりも見応えのある内容だった。たった一人で何人ものタレントのものまねをするだけでも大変な集中力を必要とすることだと思うが、彼のコントは、もしもこのネタをオリジナルのタレントが演じたらこうなるのではないか？という点に於いて限りなくリアルに近い形で演じているので、見る側（観客）にとっては想像しやすく、且つエンターテインメント性に富んでおり、単なるものまねを通り越した”芸人・ホリのコント”として見ることのできる内容になっていて良かった。

　中でもよく考えられてあるなと感心するのが、映像を使用して一人で何人ものタレントのものまねを同時進行で演じているコント。「噂の県民DEしょ〜」「芸能人アニメクイズ大会」「さまぁ〜ずのイジっちゃうのかよ！激突平成の女社長」「太田総理」のコント。これらのコントは、一人〜数人分をあらかじめ映像収録しておき、ライブで残りの一人を演じるというもの。シナリオに沿ってタイミングよくポンポンと会話をしていかねばならず、ライブの最中に台詞のど忘れやアクシデントでタイミングがずれたりするとたちまちこのコントは台無しになるという、アドリブの許されない完璧さを要求されるコント。このコントの作り方は、映像特典として収録されてあるが、実によくこの方法を考え出したものだと感心するし、それぞれのネタ（シナリオ）についてもよく考えられていると思う。

　十八番のものまねに留まらず、新たなものまねを取り入れ、難易度の高いコントに挑戦しているホリの姿勢は、今後への期待へと繋がる。立ち止まらずにこの道を歩み続けて欲しい。

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