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「帰ってきた侍戦隊シンケンジャー/特別幕」
投稿日 : 2010/11/26 17:15
投稿者 久保田r
参照先
2010年6月21日 TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 2010年2月で放送を終えた「侍戦隊シンケンジャー」が、ファンの熱い応援に応えてVシネマで帰って来た!という内容のファンサービス的作品。登場するのは、シンケンジャーの面々と、ジイこと彦馬と、外道衆・デメバクト。

 ファンのために”特別”に作った作品のためか、本編とのリンクはなく、この1本で気楽に気ままに楽しめる内容となっている。外道衆・デメバクトのあやかしの術にかかり、シンケンジャーの面々は幻の世界へと飛ばされる。そこは、江戸時代であったり、西部劇であったり、刑事であったり、高校であったり、ジャングルというか森であったり、アイドルのライブのステージであったり、宇宙船の中であったり。そのデメバクトのかけた術とは、死ぬ間際に見る走馬灯のごとく次から次へと幻の世界へと送り込むというもので、シンケンジャーの面々は、脈絡のない世界へと次々と飛ばされながら、幻の中とはいえ外道衆に襲われて傷を受けながら、呼びかける彦馬の声に応え、最後には現実の世界へ戻るという展開。

 くるくると目まぐるしく変わる舞台設定なのだが、雰囲気がバラバラとならずに、上手く”デメバクトのかけた術”という筋に乗っ取って描写されていたのが良かったと思う。1つ1つの舞台設定に前後の脈絡が一切ないので、ともすると空中分解しそうな危うい設定なのであるけれど、これは”デメバクトのかけた術”というのが筋としてあったため、どんなに見る側がこっ恥ずかしいコスプレ大会でもなんとか見続けることができて楽しかった。どれもこれもお遊びの要素がふんだんに盛り込まれてあり、シンケンジャーのメンバーのファンならば楽しめる内容になっていると思う。

 楽しいかどうかと問われたら、それはやっぱり楽しい作品だったし、面白いかどうかと問われたら、それはやっぱり面白い作品だった。でも、それだけかな(笑)。この作品は、カーテンコールのようなものであり、エキシビションのようなものであるので、理屈を抜きにただただ帰ってきたシンケンジャーの面々の活躍を見て楽しむというその一点に於いてとても楽しい作品でありました。
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