2011年6月15日　ポニーキャニオン

ナレーター：土屋招子
出演：富永美樹、三嶋敏裕

＜収録内容＞
さりげなく浮気メールをごまかす技術
さりげなく電話番号を聞く技術
さりげなく女の子の家に行く技術
さりげなくHなDVDを隠す技術
さりげなくラブホテルに誘う技術
さりげなく修羅場を乗り切る技術
さりげなくフラれる技術
さりげなくお持ち帰りする技術
さりげなく男と別れる技術
さりげなく合コンでエッチな女の子を見抜く技術

（全10技術×5分）

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　バラエティHOW TOモノ。恋愛に関する技術というよりも主にエッチに関する”さりげない技術”の講習といったところ。自動車教習所風の作りとなっており、出演は富永美樹さんと、さりげな協会会長の三嶋敏裕氏。

　収録されている10本の「さりげな技術」をざっと紹介すると、「さりげなく浮気メールをごまかす技術」は、浮気相手の名前を迷惑メール風に登録する。「さりげなく電話番号を聞く技術」は、言わざるを得ない状況にして聞く。「さりげなく女の子の家に行く技術」は、家電セッティング。「さりげなくHなDVDを隠す技術」は、ディスクをベランダに吊るして鳥よけにする。「さりげなくラブホテルに誘う技術」は、自分の名字を「空室（そらむろ）」にする。「さりげなく修羅場を乗り切る技術」は、「だって人間だもの」と言い張る。「さりげなくフラれる技術」は、大事な場面でオナラをする。「さりげなくお持ち帰りする技術」は、犬の写真で誘う。「さりげなく男と別れる技術」は、激太りする。「さりげなく合コンでエッチな女の子を見抜く技術」は、彼氏の有無と住まいと歯をチェックする。

　1つのネタが5分間なので、どんなにうさんくさい”さりげな技術”でもさらっと流して見ることができるため、HOW TOモノというよりもバラエティ寄りで楽しかった。10個の技術の中で使えそうだと思ったのは、最初の「さりげなく浮気メールをごまかす技術」と、最後の「さりげなく合コンでエッチな女の子を見抜く技術」の2つ。この2つは、心理を読む技術となっているので有効かと。後の8個は…どうかなぁ…。

　「空室」を「そらむろ」と読むなんて引いちゃうし、DVDを屋外に吊るすだなんてこの個人情報管理に厳しい時代にナニしてんの！？とか思うし、男と別れるために激太りしろだなんてその後のダイエットを考えると途方に暮れちゃうし、家電セッティングで女の子の家に入るだなんて今の時代でもそんな見え見えの手が通用するんですか？とか思ってしまう…。女性でも複雑な配線が出来ちゃう人は結構いるので気をつけませう。

　でも講習内容に沿ったドラマは面白いし、解説のさりげな協会会長の三嶋敏裕氏はさりげなくない怪しさを漂わせていて面白いし、アシスタントの富永美樹さんがいい味を出していてちょっと見入ってしまう。富永美樹さんが、「フっ」と控えめに笑う仕草がいいし、毎回三嶋氏が最初に言う「みなさん。人生のシートベルを締めてますか」の時、おそらく今回の技術のタイトルが書いてあるであろう下の紙を見ながら口角をさりげなく上げてスマイルを作っている表情がツボ。そんな通な発見のできるDVD。

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