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「爆笑オンエアバトル 我が家」
投稿日 : 2013/01/11 16:40
投稿者 久保田r
参照先
2010年6月23日 アニプレックス

 NHK総合テレビで放送されていたお笑い番組「爆笑オンエアバトル」から、お笑いトリオ「我が家」のネタを集めて収録したDVD。収録期間は、2005年6月〜2009年3月分まで。

 収録されているネタは、17本。コント11本、漫才6本という内訳。コントのネタは、レストラン、美容室、ガソリンスタンド、教習車、三者面談、ラーメン屋、病院、消防士、写真モデル、迷子センター、野球拳。漫才は、初デート、昔話、通夜などなど。

 初登場から出場順に収録となっているので、外見の変化はもちろんのこと、ネタの完成度の変化を順に追って見られるところが良いところ。初登場時のネタは「レストラン」で、3人のボケとツッコミの役割が落ち着いておりネタの流れには違和感はないものの、台詞の端々に説明的な言葉が感じられる点と、次の演技が窺える予定調和な雰囲気が感じられる点が初々しさを醸していて新鮮だった。そんな初々しさも回を追うごとに貫禄さが増し、ツッコミの杉山の体型をいじることをベースとして、家族間の微妙な関係をもネタにするほど、しだいに幅と奥行きが広がって行ったのは着実に力をつけている証しだと感じたしだい。

 どのコントもテンポが良くすっきりとまとまっているが、中でも「三者面談」と「野球拳」は、家族をテーマとしたネタとなっていておすすめ。どちらも昔、父親が家を出て行ったという設定なのだが、思わぬ場で子どもと再会し、微妙な会話を経てすっきりとオチが付くという、なかなかに考えられたネタとなっている。特に「三者面談」は、複雑な会話が展開され、三者の会話の微妙なズレが妙に心地いいネタ。センターにいる杉山の台詞が功を奏している。

 お馴染みのローテーション漫才は、決まったパターンで展開されるネタの切れ味が楽しめる漫才。決め台詞となっている「言わせねーよ!」が面白く、ボケとツッコミ担当の坪倉の下ネタを挟んだ誘導が巧み。場を仕切りつつ下ネタでボケるテンポが実に丁度いい。ニヤニヤとした笑いとすっぱりと切る笑いの2つのコンビネーションを楽しめる。
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