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「及川光博ワンマンショーツアー2015/光博歌合戦」
投稿日 : 2019/11/27(Wed) 19:09
投稿者 久保田r
参照先
2015年9月30日 ビクターエンタテインメント
初回限定版 DVD+CD+36Pフォトブック

□ Disc 1/DVD 光博歌合戦
(1)モラリティー
(2)邪念オーバードライブ
(3)求めすぎてる?僕。
(4)Who’s That Guy
(5)その術を僕は知らない
(6)FUNKY本気NIGHT☆
(7)フィアンセになりたい
(8)君の中へ
(9)pillow ralk
(10)前略、月の上から
(11)ダンディ・ダンディ
(12)CRAZY A GO GO!!
(13)シャンデリア・ラブ
(14)今夜、桃色クラブで。
(15)死んでもいい
(16)ペンフレンド
(17)ファンキー☆ミュージック
(18)バラ色の人生

□ Disc 2/CD 光博裏合戦
(1)キミノマニア
(2)愛憎
(3)初愛
(4)この宇宙にあなたは一人しかいない
(5)Song for you

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Re: 「及川光博ワンマンショーツアー2015/光博歌合戦」
投稿日 : 2019/11/27(Wed) 19:11
投稿者 久保田r
参照先
 2015年にアーティストデビュー20周年を迎えた及川光博さんのライブツアーのDVD。収録日は、5月31日。場所は、舞浜アンフィシアター。初回限定版には、前日に同じ会場で収録された楽曲5曲を収録したCDと、ステージの模様をシューティングしたフォトブック付き。

 タイトルの読みは、「光博」と書いて「こうはく」と読ませ、全部をひらがな表記にすると「こうはくうたがっせん」。何とも20周年というまとめにふさわしい洒落の効いたタイトルとなっており、内容もデビュー曲の「モラリティー」から始まって20年分の楽曲群から選曲。ツアーの20公演全てのセットリストを変えるという熱の入った記念すべき20周年ツアーの中から、中盤に行われた舞浜アンフィシアターのライブの模様が収められている。

 同じく20周年を記念して作られた3枚組CD「20 -TWENTY-」を聞いた上でこのライブDVDを見ると、CDでは20年分の歌唱の変遷を味わえ、DVDでは同じ曲を現時点の声で歌う及川光博さんのライブ・アーティストとしての集大成が感じられ、心から楽しめる内容となっているところが嬉しい。1曲ごとに丁寧に歌って踊る及川光博さんのパワーであったりサービス精神であったり、アーティストとしての姿勢が体中から表現されているところに思わず感心してしまう。

 聞かせどころは、中盤の「フィアンセになりたい」「君の中へ」「pillow ralk」の流れ。舞台上にシャンデリアが現れ、フリルの付いた紫色のシャツの華やかなパーティ衣装に着替え、1輪のバラを持って登場。40代半ばで煌びやかな演出が堂々と似合う男性アーティストは、もしかすると唯一無二かもしれない。少し照れるような光景の中、演奏が始まるとそんな照れは払拭され、一気にうっとりとするようなラブソングの世界へと引き込まれる。私的には、バラードの「君の中へ」が一番のお気に入り。CDで聞くよりもライブの方が断トツに歌声に吸引力があって素晴らしい表現力。この曲の存在がDVDを購入する一番の大きい理由だった。

 舞浜アンフィシアターは半円形状の特殊なステージとなっているため、どの角度のカメラから撮ってもオーディエンスに囲まれる及川光博さんが映し出されるのが特徴的。クレーンカメラで捉える会場全体の映像は圧巻。天井カメラからはロゴマークの上で歌って踊る及川光博さんが映し出され、他の会場にはない新鮮な映像が随所に織り込まれている。そのステージの特徴を活かした曲が、「Who’s That Guy」。ステージ中央のセリの周囲を円く縁取ったステージが回転し、その上で熱唱。この曲は「スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号」の主題歌で、デジタルサウンドだったものをハードロックにアレンジして生バンドで演奏。実はこのアレンジが物凄く格好いい。お馴染みの副音声では、仮面ライダー3号に抜擢された喜びを熱く語っている。

 舞浜アンフィシアターのみの演出がもう一つ。「ダンディ・ダンディ」では、MVで踊っていた男性4人のダンサーが登場。女性2人のダンサーと共に及川光博さんを囲んで踊る光景が実に楽しそうに格好いい。バックではバンドのメンバーも踊っており、ステージ全体、会場全体が沸いているのが感じられるそんな一曲。

 CDの「光博裏合戦」は、5月30日のセットリストから31日とは異なる部分をセレクトして5曲を収録。その中で「愛憎」が最もお気に入り。ドラム、ギター、ベース、キーボードの音がどれも渋くて格好よく、ラストの締めくくりが何度聞いても痺れる。ライブ・アーティストである及川光博さんはライブCDだけでも聞き応え十分なので、ぜひとも各「光博歌合戦」のステージからセットリストの変更部分のみを集めたCDをリリースして欲しいところ。

 最後に、全楽曲が見て楽しめる演出となっていて流石のエンターテインメント性に感服なのだけど、私的に一番好きなのはトップを飾るデビュー曲の「モラリティー」の寡黙な雰囲気の演出。演奏しているのだから音は寡黙ではないが、これぞロックなシンプルなスタイルのステージと、ほとんど笑顔を見せないクールな表情がストイックでとても格好いい。いつの日かロックナンバーのみのステージを見てみたいと思えるほど。
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