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「YAMATO2520」
投稿日 : 2000/10/12 23:47
投稿者 Excalibur
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こう書くと反論する人も多いと思うが「ヤマト」はやはり西崎義展のものだ、という感を強くしたのがこの作品であった。
松本零士が参加していなくてもデザインラインは踏襲しているし、宮川泰が携わっていなくても(羽田健太郎が音楽監督としてサポートしているものの)BGMの雰囲気は延長線上にある。
良くも悪くも西崎プロデューサーのアクの強さ、自分のカラーの押し出し方、これがあってこその「ヤマト」であるというべきか。
これは「YAMATO」であって「ヤマト」ではない、という声も聞く。松本色の希薄な(或いは全く無い)「ヤマト」は認めないという人も多いだろう。特にシリーズの1作目と比較すれば、その違和感の大きさは拭い切れまい。しかしながらシリーズ通して鳥瞰した場合、「ヤマト」の精神は見事にYAMATO」に息づいているといってもいいのではないか。「ヤマト」のようなものではなく、間違い無く「ヤマト」だと言いきれる作品のひとつなのではないのか。
今後は松本零士主導で「ヤマト」の新作が作られていくことになるだろうが、これは決定的に欠ける要素である。その時に何が「ヤマト」を「ヤマト」らしく見せていたかの解答を我々は目にすることだろう。
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Re: 「YAMATO2520」
投稿日 : 2010/06/24 16:33
投稿者 久保田r
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 Vol.0〜3までを鑑賞した。そして、Vol.3鑑賞直後に「続きを見たい!」と思ったので、これは是が非とも完成させて欲しい作品。このまま捨て置くには勿体ない。というのも、各キャラクターの個性がはっきりとしており、主役級から脇役まで魅力あるキャラが揃っているので、ブローネを始めとするセイレーン側のキャラにも魅力があり、”どちらの側に立っても”楽しめる作品となっているため。

 登場人物の誰一人として思い通りには生きてはおらず(ナブだけは己の感性の赴くままに前向きに生きているような気もするが)、齢292歳のブローネは地球に恨みを抱き続け地球滅亡を掲げて生き続けているし、セイレーンのリキヤード少佐はリンボスからYAMATOを発進させてしまった責任をとるべく執念を燃やし続けているし、そのYAMATOを造った若者たちにもそれぞれに悩みと挫折があり、あの”ヤマト”でさえ古代ゴーダ文明の謎を解くために向かう途中でセイレーンの猛攻撃を受けて第17代YAMATOが沈んでいる。

 若者たちは第18代YAMATOを造って発進させたことにより、セイレーンの攻撃を受け、母星のリンボスを喪い、リンボスを脱出し地球へ送られる筈だったリンボスの住人たちが乗った居住ポッドさえもリキヤード少佐の発射したミサイルを受けて若者たちの目の前で喪ってしまう。挫折と喪うことばかりの若者たちの唯一の希望は、第18代YAMATOと共に古代ゴーダ文明の本拠地である竜座銀河へ行くことであり、未知なる空間と世界へと旅立った彼らの今後が気になるところでこの作品は”止まっている”。

 惜しい。ドラマが佳境へと入るところで”止まっている”ので、続きが気になって仕方がない。この作品が発表された当時、私は「ヤマト」から卒業していた時期で、自分の中では「ヤマト」は「完結編」で終了していたため、その後の西崎氏の作品は興味が沸かず見ていなかったのだが、2009年に「復活篇」が公開され、「復活篇」の話題と共に「2520」の話題をネット上でよく見かけるようになり、「復活篇」と「2520」の関係が気になり始め、見てみようという気になった。そして、この度鑑賞してみたところ、”なるほど”と納得できる点がいくつかあった。それは色使いであったり、メカデザインであったり、ストーリーのアイデアであったり色々と。「2520」を見たことがある人には「復活篇」は近いものであったかも知れないし、私のように「復活篇」の後に見た人には色々と共通するものを感じるのではないかと思う。そしてそこにある絶対な共通は、「復活篇」も「2520」も西崎氏の手によって作られている「ヤマト」だということ。見る側の受け取り方によってこれらの作品が「ヤマト」であるか「ヤマト」ではないかの分かれ道になると思うが、「1」作目以降ずっと深く深く「ヤマト」を製作してきた西崎氏のセンスを色濃く感じることができるのは、この両作品であると思う。

 それにしてもこの「2520」は、ストーリーに壮大な歴史が感じられて良い。艦隊もたくさん出て来るし、戦闘シーンは迫力そのもの。見どころとなるべくポイントがたくさんある。ぜひ続きを。
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Re: 「YAMATO2520」
投稿日 : 2006/02/07 13:33
投稿者 マギャモ
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続きは望めないのでしょうか?あの後 どこに行くのか、未だに気になっています。
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『YAMATO2520』10周年
投稿日 : 2004/05/04 20:30
投稿者 Excalibur
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最近久々に、しかもVOL.0からVOL.3まで(正確にはその前?の『宇宙戦艦ヤマト/胎動篇』から)続けて見たのだけれども、なかなかどうして面白い。これのどこが「ヤマト」なんだという声は相変らず強いだろうが、『完結編』と『オーディーン/光子帆船スターライト』を経た上でなら十分OKだと思う。また、あの『ヤマト』そのものを復活させることには抵抗がある人でも(『宇宙戦艦ヤマト/復活篇』)、キャラも世界観も全く別、名前だけ受け継いだ300年後の「YAMATO」ならば、ある意味で続編の理想形なんじゃなかろうかとも思うのだけれど・・・やっぱり詭弁ですかねぇ。
時間をかけてじっくりと描かれた導入部、キャラクター紹介は従来の「ヤマト」では望めなかったことだし、YAMATO発進を阻止すべく打ち込まれた巨大ミサイル!はたしてYAMATOは間に合うのか?!というサスペンス描写は立派に「ヤマト」しているぞ。ヒロインのマーシィが途中で巫女さん化してしまうのは『オーディーン』っぽいとも言えるけれども、別種の魅力をキャラに加える意味では悪くない(?)。彼らに沖田の、古代の、雪の遺伝子は感じ取れないが、中途半端に旧作に固執したモドキ・キャラを量産されるより(苦笑)は、いっそ潔い。また、地球連邦とセイレーン連邦を単純に善悪で描き分けることをせず、双方の混血児の少女が乗組員にいたり(残念ながら作中では生かされていないけど)、セイレーン側に「良い人」リキヤード少佐を設定したり、皇帝ブローネの娘アメシス少尉を多面性を持ったキャラに描いたり、と新機軸も垣間見られ、これからの展開を多いに期待させるものだった。
『復活篇』を製作するのも良いけれど、こちらもなんとか陽の目を見させてやって欲しい、というか、なんとか決着を付けて欲しいもんである。「これを制する者、宇宙を制す」という古代ゴーダ文明の謎解きなどなど、気になって仕方ない(一部はシド・ミードの画集で公開されているけど、設定ではなく、きちんと物語上で語ってもらわないと)。今更スタッフ・キャストを再結集してOVAの続巻を製作するというのは現実的じゃないだろうが、小説やコミックなど代替メディアは何でも良いから。
ところで『復活篇』を製作するというエナジオのサイトでも、この作品が無視されているのは何故だ?西崎プロデューサーから全作を継承したんじゃなかったのか?
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VOL.3 「戦闘」
投稿日 : 2000/12/09 00:04
投稿者 Excalibur
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『完結編』から約300年後という時代設定がそうさせるのかも知れないが、この作品には以前のシリーズとの連続性をあまり感じない。
例えばかつてのレギュラー・キャラクターの血縁者がいたり、地球人とガミラス人の混血がいたり、と何らかの形で『ヤマト』を引きずるものがあれば、良し悪しは別にしても「ヤマト」を名乗る必然性も感じたであろうに・・・。
そんな中で、このエピソードではオリジナル『ヤマト』のBGMが2曲流用されている。このことがやっと「YAMATO」が『ヤマト』であることを強く感じさせてくれたのだが、これを最後に製作が中断してしまったのは皮肉な結果である。
ところで共にアニメブーム発祥の中心的存在であった『科学忍者隊ガッチャマン』も同時期にOVAとして製作されているのだが、なんとなく両作品に共通点が伺えて面白い。
『YAMATO2520』は新作、『GATCHAMAN』はリメイクという違いはあるが、どちらも音楽担当者は海外の有名アーティスト。こちら『YAMATO2520』はMHJQのデビッド・マシューズ、片や『GATCHAMAN』はEW&Fのモーリス・ホワイトとビル・メイヤーズ。それでいながら、『GATCHAMAN』でも、TVシリーズのボブ佐久間の曲や、劇場版でのすぎやまこういちの音楽が流用されているのだ。 不思議な偶然・・・?
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VOL.2 「YAMATO発進!!」
投稿日 : 2001/11/09 23:37
投稿者 Excalibur
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セイレーンの工場を使い、YAMATOの建造をするナブたち。先代(17代)宇宙戦艦ヤマトのデータ・ディスクだけで素人だけでもあっさりと戦艦が出来てしまうという設定には納得がいかないのだが、その描写自体は面白い。そしてパターンではあるが、それを阻止するべく出撃してきたセイレーン軍、はたしてYAMATOは間に合うのか? というサスペンスも盛り上がる。
先代のYAMATOに関する謎やセイレーン軍の狙いも徐々に明かにされ、物語の助走としては上出来。いよいよ本格的な開幕だ、との期待感は嫌でも高まってゆく――。
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VOL.1 「明日への希望」
投稿日 : 2001/11/05 20:47
投稿者 Excalibur
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新生「ヤマト」の第一話。
あらすじを読んだ時もキャラクターデザインを見た時も、「おいおい、これがヤマトかよ?!」という不安感ばかりだったのだけれども、「企画・原作・製作総指揮 西崎義展」のテロップを見、そして動く映像を見ているうちに自然と作品世界の中へ入りこめた。
スタッフ・キャストも一新され「ヤマト」という名前以外は旧作との関連性はまるでないのだが、それでも「ヤマト」を見たんだなァという気分にさせてくれるから不思議。
ただし「ヤマト」はパート1が最高!という人は受けつけないだろう、この世界。『完結編』まで付合い、おまけに『オーディーン/光子帆船スターライト』あたりも楽しめる人ならお勧め。
冒頭で物語の背景についてのナレーションでの説明が入るが、これは短縮版(凝縮版)とでもいうべきもので、やや舌足らず。より詳しく知りたい向きはVOL.0を見ること。
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VOL.0 「銀河100年戦争」
投稿日 : 2000/10/27 23:48
投稿者 Excalibur
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新シリーズスタートに当り、その世界観や舞台設定の概略を説明したメイキング・ビデオ。作画スタッフやアフレコ現場などの紹介はなく、ミーティングやレコーディング風景の紹介が主なのが、このプロデューサーらしいところか。
ただTV特番や店頭での無料レンタルビデオならいざ知らず、販売用としてはもう少しボリュームの欲しいところだ。
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