レスリー・ニールセン主演の３０分ものＴＶドラマのビデオ化。「ＴＶ」と「ＶＩＤＥＯ」、どちらにしようかと迷ったが「ＶＩＤＥＯ」コーナーへ入れることにした。
ジム・エイブラハムズとデビッド＆ジェリー・ザッカー兄弟のプロデュースによる刑事ドラマのパロディ作品で、あまりのバカバカしさに６話で打ち切られたという問題作。このビデオにはその前半三話分が収録されている。
邦題の『フライング・コップ』というのは、レスリー・ニールセンも出演したＺＡＺ（ザッカー兄弟とエイブラハムズのトリオをこう呼ぶ）のヒット作『フライング・ハイ』に因んでのもので、今ならばきっと『裸の〜』と付けられるのは先ず間違いないところ。
毎回ドラマのタイトルバックで、スペシャル・ゲスト・スターは紹介早々殺されちゃうし、下ネタや言葉遊びなどのギャグ満載で、質より量のくだらなさ。下手な鉄砲ならぬギャグも数撃ちゃ当る、の精神である。大傑作ではないけれども、暇つぶしには充分。
後に主演のレスリー・ニールセン以外のキャストを一新、劇場映画化もされた。それがあの『裸の銃を持つ男』なのである。

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