「佐渡酒造」
投稿日 | : 2008/11/29 08:30 |
投稿者 | : Excalibur |
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元々は獣医でありながら、ヤマト艦内医を勤める。
ということは、古代や島は犬猫並みか?
――と思いたくなるところだが、その後はかなり難しい手術でもこなしているので、自称”名医”もあながちウソでもない模様。
初登場シーンを見る限り、動物相手でもその腕にはかなりの疑問符が付きそうだったけれど・・・。
また医者としてだけではなく、若者の多いヤマト艦内にあっては、貴重な年長者としての助言を与えるなど、その存在感はかなりのもの。
演じている大ベテラン永井一郎の演技もあって、作品全体の中ではワサビというか山椒というか、とにかくちょこっとでも味を引き締めるような役割だった。
そして、松本零士色をもっとも色濃く残しているキャラクターでもある。
ところで『ヤマト』から数年後、同じ名前、同じデザインのキャラクターが全く別の作品に登場している。
そう、『惑星ロボ ダンガードA』の佐渡酒造である。
こちらでは同じく大ベテランの八奈見乗児が、独特の飄々とした持ち味で好演。番組終了と殆ど同時期にスタートした『宇宙海賊キャプテンハーロック』では、やはりデザインそのまんまのドクターゼロを演じている。
不思議なのは、同じキャラクターなのに全く違ったアプローチで臨み、しかもどちらもイメージを壊していないということだろう。
キャラクターの多様性故なのか、それともベテランの演技の賜物なのか。何れにせよ面白いし、深いなぁと感じさせられる。