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「ゴルイ将軍」
投稿日 : 2011/06/29 16:06
投稿者 久保田r
参照先
 星間国家連合を構成する惑星国家のひとつ、エトス星の艦隊司令長官。誇り高い武士道精神の持ち主。地球より1万7千年光年の位置でヤマトと戦闘した際、移民船を一隻も失うまいとするヤマトの気高い戦い振りに感服し、戦闘を中断。古代進との通信でヤマトの健闘を讃え、SUS国について語る。声は、伊武雅刀さん。

 ゴルイ将軍は、質実剛健を身にまとったような人物で、一言一言に重みがあり、人間としての厚みと深さが魅力となっている人物。「優れた味方同様、優れた敵にも敬意を表する」と自ら語るように、第3次移民船団のフライバイワープを目撃した際には、「なんと大胆不敵なワープを」と感嘆の言葉を洩らしている。それをシーガル艦長が立場的に「感服している場合では」と注意を促すものの、敵味方隔てなく敬意を表することのできる将軍を、味方兵は絶対的な信頼を寄せて誇りと思っているのは確かだと思う。

 SUSのバルスマン総司令官から「エトス星を殲滅する」と脅しをかけられた際には一切怯まず、「我が国民はすべてをわかってくれる」と、母国に対する信頼と愛情も篤い。そのため、エトス星の武士道に乗っ取ってSUSとの関係を断つためにメッツラー総督の旗艦マヤに特攻したシーンは、ゴルイ将軍とエトス星兵士たちの男気が感じられる心打つ名シーンとなった。

 劇場公開よりだいぶ前、キャラクター発表よりも前に伊武雅刀さんが出演するという情報をキャッチした際には、よもやデスラーが登場するのかと思った。それほど伊武さんとデスラーは、「ヤマト」の中で絶対的な存在としてあったのだが、『復活篇』でゴルイ将軍を見た時、さすがの貫禄と渋みのある演技力に、すぐに納得した。作中では、エトス星についての描写は一切ないにもかかわらず、ゴルイ将軍の台詞とシーガル艦長との会話から、エトス星がどのような惑星であるのかイメージができる演技力には、流石!と、素晴らしい!の感想のみ。また、戦闘を通して古代進と男同士の信頼関係にも似た"ある種"の絆を持つ辺りは、かつてのデスラーとの友情を思い出し、胸が熱くなった。このキャラクターは、伊武さんでしか演じられない。感動。
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