ヤマトの真の敵であるSUS国第7艦隊司令長官。アマール星、エトス星、フリーデ星、ベルデル星の多国籍からなる大ウルップ星間国家連合を統率するSUS国の代表。旗艦は、マヤ。声は、家中宏さん。

　メッツラーの上司にバルスマン総司令官という人がいるのだが、登場率と活躍率から見ると、実質的な権力を持ってるのは実はこの人？として描かれているのが、このメッツラー総督。冷血さを漂わせた風貌ながらスマートな身のこなしの持ち主で、あまり余計な口を挟まないエリートタイプ。ニヒルな笑みが似合う。そのため、ゴルイ将軍から「豚と交わって豚に成り下がった自分に気づいたのだ」と言われた際、感情を表す拳を震わせるシーンを見た時には、ちょっとした新鮮味とメッツラーの人間味が感じられてなかなかよかった。

　だが、正体は、異次元人。ヤマトとの決戦で破れた後、この世のものとも思えない実体のない姿で現れる。もし『復活篇 第2部』が製作されれば、ヤマトは、この異次元人を相手にかつてない戦いへと突入することになるのかと。それもまた新たな楽しみであるが、はてさてどうなるのだろう…。

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