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「銀河英雄伝説」<第二期>
投稿日 : 2001/09/14 23:34
投稿者 久保田r
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原作:田中芳樹

宇宙歴796年、帝国歴487年の初頭。帝国軍2万隻。自由惑星同盟軍4万隻。場所アスターテ。ここから二人の英雄の物語が始まる───。

〈主な登場人物〉
★ 銀河帝国‥‥‥ラインハルト:堀川亮、キルヒアイス:広中雅志、アンネローゼ:藩恵子、ミッターマイヤー:森功至、オーベルシュタイン:塩沢兼人、ビッテンフェルト:野田圭一、ミュラー:水島裕、ケスラー:池田秀一、ヒルダ:勝生真沙子、他山ほど
★ 自由惑星‥‥‥ヤン:富山敬、ユリアン:佐々木望、フレデリカ:榊原良子、シェーンコップ:羽佐間道夫、キャゼルヌ:キートン山田、ムライ:青野武、アッテンボロー:井上和彦、ジェシカ:小山茉美、コーネフ:鈴置洋孝、ポプラン:古川登志夫、他山ほど
★ フェザーン‥‥‥ルビンスキー:小林清志、ルパート:鈴置洋孝、ボルテック:仁内建之、ドミニク:平野文、他地球教など
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第44話「フェザーン占領」
投稿日 : 2007/07/04 15:18
投稿者 久保田r
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 今回は、ミッターマイヤーが大活躍。前話はロイエンタールが活躍し、双璧の見せ場が続く。
 疾風ウォルフの名のごとく、統制の取れた早業でフェザーンを占領したミッターマイヤーの手腕は流石。そして、公明正大なミッターマイヤーらしく、民間人に暴行を働いた兵の公開処刑の場は、ミッターマイヤーとロイエンタールとラインハルトの関係が兵たちの間で語られ、後のストーリーの下地にもなっている。
 見事な手腕と言えば、弁務官事務所のコンピュータのデータを消去したユリアンの判断の早さも流石。
 そして、ケッセルリンクが父親のルビンスキーの手にかかって死亡。当初から殺意の滲み出ているキャラだったが、冷酷な父を持ったのが彼の生まれつきの不幸だった。


<あらすじ>
 イゼルローン要塞と交戦中のロイエンタール艦隊のもとへ援軍を送るように見せかけて、帝国軍は、ミッターマイヤー艦隊をフェザーンへと向かわせた。2万隻以上の艦隊を率い、帝国軍はフェザ−ンをほぼ無血占領。自治領主のルビンスキーを逃がしたことだけが気がかりの種となる。
 フェザーンにいたユリアンは、同盟の弁務官事務所のコンピュータのデータを消去し、脱出する為に独立商船の船長代理を務めているマリネスクと接触する。
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第43話「ギャラルホルンは鳴った」
投稿日 : 2007/04/13 15:54
投稿者 久保田r
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 今回の最大の見所は、シェーンコップ vs ロイエンタール。旗艦トリスタンに取り付き、ローゼンリッターが侵入。白兵戦が行われ、シェーンコップが飛び込んだ一室にロイエンタールがいた。従卒2名が倒され、両者の一騎打ち。シェーンコップは果敢に攻撃するも、ロイエンタールはことごとく回避。そのうちに敵、味方が流れ込み、勝負はお預けに。この1対1の戦いは、「銀英伝」の中でも名シーンに数えられているので要チェック。名のある男同士の格好いい戦い。
 ユリアンがいなくなって、話し相手を失ったヤンが寂しそう。


<あらすじ>
 ロイエンタールの号令一下、帝国軍艦隊の砲火が一斉に火を吹いた。トゥールハンマーを撃てない同盟軍は、ヤンの旗艦ヒューベリオンを囮に出し、生じた隙に乗じて敵旗艦に侵入するが、司令官を倒すことはできなかった。
 膠着状態が続く中、帝国軍が再び攻撃開始。トゥールハンマーの攻撃を受けつつも帝国軍は何度も要塞に攻撃をしかけ、浮遊砲台を破壊。そして、200隻以上の艦を失い、帝都オーディンへ増援要請。これは、ラグナロック作戦第二幕の幕開けであった。
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第42話「鎮魂曲への招待」
投稿日 : 2005/07/08 10:09
投稿者 久保田r
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 ユリアンのヤンを起こす夢から始まる。平和的なシーンとは裏腹に、事態は刻一刻と戦いへと向かう。ラインハルトが起こすべくして起こした戦いだが、同盟軍首脳部の危機感のなさと言ったら…。ヤンの歯痒さが伝わって来そうな回。
 麻薬浸けとなったデグスビィとケッセルリンクの会話のシーンが印象的。


<あらすじ>
 フェザーンへ着いたユリアンは、歓迎パーティの席上で帝国軍がフェザーン回廊を使う可能性があると論じる。しかし、みんなは俄には信じない。
 ハイネセンでもビュコックが会議の席上で帝国軍はフェザーン回廊を通って同盟領に侵攻して来る可能性があると説くが、みんなは信じない。
 戦艦ユリシーズが哨戒中、ロイエンタール軍を発見。ラグナロック作戦の始動。
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第41話「作戦名『神々の黄昏』」
投稿日 : 2004/12/24 11:45
投稿者 久保田r
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 さぁ、動き始めた帝国軍による同盟領進攻作戦。ヤンとラインハルトの立場が浮き彫りになって、いささかヤンの立場を歯痒く感じる回でありますが、ラインハルトの思惑を看破しているのは流石。これが同盟の首脳陣に素直に受け入れられていれば…。
 各キャラクターの表情のアップが見所。ラング初登場。見るだけで嫌なヤツっぽさが表れていますが、声が上手い。高木均さんのキャラの性格を表している声に注目。


<あらすじ>
 ユリアンは、辞令を受け取り、ビュコック司令官の所へ行き、ヤンからの親書を手渡す。ヤンは、その親書の中で、帝国軍の進攻ルートについて説明し、同盟軍の注意を促す。
 その頃帝国軍では、作戦会議が開かれ、ラインハルトから進攻作戦の説明が諸提督へなされる。進攻ルートは、イゼルローン回廊ではなく、フェザーン回廊。作戦名『神々の黄昏』。
 フェザーンでは、ボルテックの動向に注意を払うが…。
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第40話「ユリアンの旅・人類の旅」
投稿日 : 2004/12/09 11:18
投稿者 久保田r
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 今いるヤンとラインハルトの世界を構築した「銀河の歴史」を学べる回。ルドルフの台頭、銀河帝国の誕生、アーレ・ハイネセンの旅立ち、自由惑星同盟の誕生───。スペース・オペラと呼ばれるに相応しい壮大な歴史を見ることが出来る。
 歴史ビデオのナレーションに久米明氏を起用。通な人選。


<あらすじ>
 フェザーン駐在武官の辞令を受けるべく首都星ハイネセンへと向かっていたユリアンは、一人の時間を有効に使うべく、人類の歴史について学び始めた。
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第39話「ひとつの旅立ち」
投稿日 : 2004/12/07 12:27
投稿者 久保田r
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 ヤンの台詞が殊の外多い。ヤンの類い稀な思考が次々と論じられ、聞いていると、「なるほど」と、頷くこと必至。
 フェザーン行きを決めた後は、ユリアンとみんなとの交流が描かれているので、心が和む後半となっていて、束の間の休息といった感じ。


<あらすじ>
 銀河帝国正統政府よりメルカッツが軍務尚書に指名される。と、同時に、ユリアンにもフェザーンに赴任するよう辞令が下る。
 フェザーン行きを断りたいユリアンだが、ヤンとの話し合いで、進んでフェザーン行きを決意する。
 一方、メルカッツもまた首都ハイネセンへ赴く。
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第38話 「矢は放たれた」
投稿日 : 2003/03/14 23:51
投稿者 久保田r
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このまま一気に戦いに流れ込むのかと思いきや、まだもう少し今後のストーリーの為の下準備がなされる。
 それにしてもエルウィン・ヨーゼフ皇帝陛下のわがままなことよ。「子供の躾は厳しく」と言ったボーメル船長の言葉に大頷き。
 ルビンスキーの愛人であるドミニクのところにケッセルリンクの姿が…。ここにも親子の複雑な関係が。
 そして、ラインハルトの壮大な戦略を既に考え抜いているヤン。流石。


<あらすじ>
 誘拐されたエルウィン・ヨーゼフは、フェザーンの商船によって自由惑星同盟へと亡命する。
 フェザーンでは、ケッセルリンクがルビンスキーに「ボルテックがラインハルトに手玉に取られているのでは」と見解を示すが、ルビンスキーは「先走るな」と抑制する。
 自由惑星同盟は、エルウィン・ヨーゼフの亡命受け入れを発表。同時に銀河帝国正統政府が発足され、その軍務尚書にメルカッツの名が挙がる。
 ラインハルトはこれらを受け、自由惑星同盟に宣戦布告。 宇宙歴798年、帝国歴489年、8月20日。
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第37話 「幼帝誘拐」
投稿日 : 2003/03/05 23:31
投稿者 久保田r
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 絵が雑というか、絵の動きと表情が表面的な表現に留まっているので、いささかキャラクターの心理に入って行くことが出来ないことが残念だった。アニメなので、キャラの微妙な表情の描き分けというのは、原作の小説に比べると困難なことだとは思うのだが、こういうキャラの心理や思惑が中心のストーリーの時は、もう少し絵と表情が丁寧に且つ深みを増すように描かれてあると、この回の魅力が増すと思った。
 この回は、シューマッハのこの台詞に全て要約。「とんだ茶番劇だ」


<あらすじ>
 いよいよ幼帝誘拐の計画が実行に移される。ボルテックは、ラインハルトに対して不快感を表すが、いずれ逆転出来る時が来ると信じて、ランズベルクとシューマッハに予定通りにエルウィン・ヨーゼフを誘拐させる。
 ランズベルクとシューマッハは、宮廷の庭にある皇帝の像の下より地下に侵入し、エルウィン・ヨーゼフを誘拐。成功する。全てがフェザーンとラインハルトの思惑の中で台本通りに進められる。
 深夜、提督達が集められ、緊急の閣議が行われる。その席でラインハルトは、「いつでも麾下の艦隊を出撃出来るようにしておくこと」と、命令する。
 宇宙歴798年、帝国歴489年、7月7日、幼帝誘拐。
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第36話 「雷鳴」
投稿日 : 2003/02/05 23:51
投稿者 久保田r
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 次なる大きな歴史の変動へ向けて動きだした始めの1ページの回。さらなる階段を上り詰めようとする、ラインハルトの戦略の逞しさが窺える。と、同時に、姉、アンネローゼへ対し、少しばかりの距離を置いて接するラインハルトの姿が僅かばかり痛々しい。野心に燃えるラインハルトと、姉とキルヒアイスの前でのラインハルトと、彼自身はどちらをより愛していたのであろうか。それほどまでに、ラインハルトの歩もうとしている道は、険しく厳しい道を彼は選択しようとしている。


<あらすじ>
 リップシュタット戦役後、フェザーンに亡命していたランベルク伯とシューマッハが帝都オーディンへ潜入した、との密告がケスラーに入る。その件を聞いたラインハルトは、ヒルダに意見を求め「彼らの目的は、要人の誘拐であろう」という見解に納得を示す。
 ヒルダは、キルヒアイスの墓参りをし、その足でアンネローゼを訪ねる。アンネローゼは、「自分は警護してもらう資格がない」と、ラインハルトの申し入れを断ろうとするが、ヒルダに説得され了承する。
 その頃、ラインハルトは、弁務官のボルテックを呼び、フェザーンの思惑を話させる。そして「フェザーン回廊の自由航行権を提供せよ」と、条件を提示した。
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第35話 「決意と野心と」
投稿日 : 2003/01/28 23:34
投稿者 久保田r
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 ストーリー的に大きな動きはないものの、要所要所にてキャラクターの決意と野心が垣間見える回。
 ユリアンは、「正式に軍人になりたい」と、ヤンに決意を語り、渋々ながらも了承を得る。ルパートは、父親であるルビンスキーに従う振りを見せながら、野心に満ちた笑みを覗かせる。一方、病床に伏していたキュンメルは、「このままでは死ねない」と、堅い決意を心に秘める。そして、ミッターマイヤーとの酒の席で危険な言葉を漏らしたロイエンタールは・・・。
 宇宙は、まだまだ動乱の様相を見せており、目が離せない展開。


<あらすじ>
 グエンとアラルコンは、敗走するミュラーの艦隊を追うが、深追いし過ぎた為に、ロイエンタールとミッターマイヤーに挟撃され、全滅する。
 この戦い終了後、ガイエスブルク要塞のワープを提案したシャフトは、収監される。ヤンは、同盟軍の政治家達より、より一層煙たがられる存在となる。
 同盟軍は、既に国家予算の30%を軍事費に投入しており、直に破綻すると読んだフェザーンは、次の作戦へと移った。
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第34話 「帰還」
投稿日 : 2003/01/21 23:57
投稿者 久保田r
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 結局、戦争なんてものは、必ず「死」を与える行為でしかない。この戦いで勝利を収めた同盟軍でも戦いの過程で何人もの人が死に、敗北した帝国軍に至っては、その何十倍もの人が死んでいる。自分に置かれた立場の中で、最善を尽したように見えるヤンの勝利の瞬間の表情でさえも、周りで喜ぶ兵士達の間で、一人沈痛な面持ちでモニターを見つめている姿が、それを物語っていた。
 同じ戦争の時代に生まれたヤンとケンプ。両提督の生き様の違い。


<あらすじ>
 捕虜の証言からヤンの不在を見破ったミュラーは、回廊内に哨戒を張り巡らせるが、ケンプの総司令官命令により哨戒を撤退せざるを得なくなる。
 一方その頃、ラインハルトは、ロイエンタールとミッターマイヤーにイゼルローンへの出撃命令を出す。
 そして、イゼルローンの戦局は、ヤンの増援が見つかったことにより動く。ケンプは、始めにイゼルローン本隊を叩き、次にヤンの増援を叩く、と作戦を立てるが、その思惑はユリアンにより看破され、逆にヤンの増援との間で挟撃されることになる。
 最後の最後でケンプは、ガイエスブルク要塞をイゼルローンへぶつけることに気付くが、要塞のエンジン部に艦砲射撃の集中攻撃を受け、ガイエスブルク要塞は崩壊する。
 ケンプ提督、戦死。
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第33話 「要塞対要塞」
投稿日 : 2002/12/16 23:30
投稿者 久保田r
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 本人不在であるにも拘わらず、評判が評判を呼んで、いつしかイゼルローンの守護神となってしまったヤンの凄さが分かる回。本人のいないところでこんなに畏れられていると知ったら、ヤン本人は一体どう思うんだろう?と、いつも思う。帽子片手にポリポリと頭を掻く姿が目に浮かぶ。
 司令官代理として奮闘するキャゼルヌが凛々しい。ローゼンリッターの不敵の活躍に、メルカッツ提督の久々の指揮。そして、攻めるミュラーがかっこいい。なかなかどうしてイイ男揃いの第33話。


<あらすじ>
 伸びるガイエスハーケン。撃ち返すトゥールハンマー。
 要塞主砲の撃ち合いは共倒れを意味することに気付いた双方は、白兵戦による接近戦を試みる。先にイゼルローン要塞への上陸作戦を開始した帝国軍は、ローゼンリッターの返り討ちに合い、撤退する。
 一方ヤンは、途中幾つかの部隊と合流しながらイゼルローン要塞への帰路に就いていた。
 次に帝国軍は、艦隊をイゼルローン要塞の反対側へ付け、ガイエスブルク要塞は正面へ付け、互いの引力によって要塞主砲を封じるという作戦に出る。これによって帝国軍艦隊は、イゼルローン要塞の外壁に歴史上初めて傷を付けることになる。
 しかし、一時は成功するかに見えたこの作戦も、メルカッツ率いる艦隊の出撃により後退を余儀なくされる。宇宙歴798年、帝国歴489年4月15日、戦線再び膠着。
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第32話 「武器なき戦い」
投稿日 : 2002/10/24 23:48
投稿者 久保田r
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 民主国家自由惑星同盟の政治家さん方の声が耳につく回(笑)。ヤンに好意的な政治家もいるものの、少数なので、その他大勢の政治家たちの耳障りな口調の方が多い。声優さんてどんな役でも演じなければならないものなぁ・・・とつくづく感心。でも、こういう役の方が楽しかったりするのかも、と、思ってもみたり。


<あらすじ>
 哨戒の艦隊より送られて来たガイエスブルグ要塞の映像を見たヤン不在のイゼルローン首脳陣は、思いもかけぬ姿に驚きの声を上げる。キャゼルヌは、かつて帝国軍の提督であったメルカッツに要塞の詳細を尋ね、首都ハイネセンへFTLで来援の要請を送る。
 一方そんな中、辞表を胸ポケットに収めたまま無意味な査問会に出席していたヤンは、劇的なシーンで辞表を叩き付けてやろうと機会を伺っていた。同じ頃、フレデリカはヤンを救う為に奔走していた。
 そして、査問会会場へ「帝国軍イゼルローンへ大挙せり」の知らせが入る。顔色を変えたネグロポンティは、ヤンにすぐににイゼルローンへ戻るよう命令する。ヤンは、しばしネグロポンティを睨めつけてから、「戻りましょう。あそこには、私の友人がいますからね」と、静かに退場する。
 ヤンが戻るまで防戦に徹すると基本方針を固めたイゼルローンへ、ケンプから挨拶の通信が入る。そして、イゼルローンから返答を貰えなかったケンプは、要塞主砲・ガイエスハーケンの発射を命じた。
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第31話 「査問会」
投稿日 : 2002/10/11 23:18
投稿者 久保田r
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 ヤンの巧みな弁論を堪能出来る回。オープニングの論文から始まって、査問会での理に叶った説明までの巧みな口調は、ヤンの本領発揮といった所。必見。
 この回を見ていると、同盟の腐敗がよく分かる。みすみすフェザーンに踊らされているのか、それとも・・・。
 終わりの方で「やめてやる!」と、怒り任せに怒鳴っているヤンの姿が珍しい。


<あらすじ>
 ハイネセンに向かう艦の中で、ヤンはフレデリカに自分の考えを話す。「フェザーンには、何か論理的でない影のようなものを感じる」と。
 ハイネセンに降り立つなり、ヤンは軟禁状態に。到着早々、査問会にかけられる。査問会は、ヤンにクーデターの際のアルテミスの首飾りの全爆破についての説明を求めることから始まり、次第に対立の様相を見せ始める。
 ヤンと引き離されたフレデリカは、協力を求める為、ビュコックに会おうとするが、憂国騎士団に襲われる。後一撃でやられるという時、危機一髪でビュコックが現れ、一命を取り留める。事情を聞いたビュコックは、ヤンを救うため協力を惜しまないと約束する。
 そしてその頃、イゼルローン回廊では、ガイエスブルクがその姿を現していた。時に宇宙歴798年、帝国歴489年4月10日。
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第30話 「失われたもの」
投稿日 : 2002/10/09 23:17
投稿者 久保田r
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 ラインハルトにとってのキルヒアイス。リップシュタット連合軍にとってのゴールデンバウム王朝。キュンメル男爵にとっての丈夫で健康的な体。同盟軍権力者にとっての民主主義国家の法律。・・・失われたもの、過去の栄光、理想・・・それぞれが失い、憧れているものとは・・・。これらを考えさせられました。
 キルヒアイス亡き後、彷徨っているラインハルトの意思が切ないです。ロイエンタールの「人は、失うべからずものを失った時、変わらずを得んのだろうよ」の台詞がこの回を象徴していたように思います。
 各キャラの視線と表情の演技が秀逸。絵コンテ・演出:羽生頼仙/作画監督:松田芳明


<あらすじ>
 芸術家提督メックリンガーは、ヒルダの従弟のキュンメル男爵を訪れ、病弱な彼を見舞った。その際、メックリンガーは、彼の周りに元気なペットがいないことを意外に感じる。
 ワープの準備が着々と進められているガイエスブルク要塞では、通常航行のテストが行われた。そしてこのテストを成功させたケンプとミュラーは、すぐにワープテストの準備に取り掛かった。
 イゼルローン要塞のヤンの元に、ハイネセンからの「査問会出頭命令」が届く。いよいよ怖れていたことが起こった、と、こぼすキャゼルヌにヤンは要塞の指揮を任せ、ハイネセンへ行く支度を始める。
 一方その頃フェザーンのケッセルリンクは、かつてリップシュタット連合軍に名を連ねていたシューマッハとランズベルクにコンタクトを取っていた。レムシャイト、シューマッハ、ランズベルク。この三人が集められた理由とは・・・。
 そして、ガイエスブルク要塞のワープテスト開始。見守る帝国軍将兵の目の前で見事ワープアウトした要塞を見たラインハルトは、「ガイエスブルク要塞によるイゼルローン攻略」の作戦を発動する。
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